『Q:では最後に質問攻めいきましょう。簡単なプロフィールを探って行きます。まず好きな食べ物は?』 『あー、嫌いなものも好きなのも、特にないです。強いて言うなら、卵焼きかな』 『Q:意外と可愛い面もお持ちなのですね! では、身長はいくつなんでしょうか?』 『いくつって、はっきり答えていいか分からないんで…180は超えてます』 『Q:まだまだ曖昧にしますね(笑)では好きな女性のタイプは?』 『しいて言うなら、しとやかで、大人し目の人かな。まあ、嘘ですけど』 『Q:嘘!? では、好きなタイプは謎ということで…。趣味は何でしょう』 『手ツボマッサージに最近ハマっています』 『Q:それは是非やっていただきたいですね。最近行きつけのお店とかありますか?』 ──しばらく考え込む伊織さん。 『ル・ブルクというフランス料理店です』 『Q:大人っぽい…。それでは最後に、恋人へ一言何かメッセージどうぞ』 『……唯一、です』 『Q:唯一? それは、唯一の存在とかそういう意味でしょうか?』 『どうでしょうかね? とにかく、もうメッセージは伝えました。このまま載せて下さい』 『ど、どういうことでしょう。結局未だ謎の多い伊織さんですが、それでもこの雑誌で多くが明かされたことは間違いないです。我々としても、今後一層の活躍を願っております。それでは、ありがとうございました』 ‐完‐ →あとがき(メッセージについて) →# [ 69/70 ] 小説top |