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世界は広い。
たかが数十年生きた自分の知識なんて知れている。これから先、まだ見知らぬ事にたくさん出会うだろう。

そんな中、ボクは君に出会ったんだ。


「済まないが、今日は暗部の任務をこなしてくれ」
「はっ」


五代目火影の綱手様に呼び出され向かうと、人手が足りないのか、少し前に正規部隊に身を置いたボクに暗部の任務を任命された。
任務ランクはS、極めて危険な内容のようだ。
こうやって危険な任務を頼まれる度、自分の実力が認められてるんだと嬉しく思う。


「って、これじゃただの危ない奴じゃないか」


だけど、嬉しく感じるのは紛れもない事実。
幼い頃に無理矢理、植え付けられたこの力。
忌まわしき記憶、多大なる犠牲の上にボクは立っている。
だからこそ生きて、この力で里を守り、貢献出来てる事を幸せと感じるのだ。


「さて、浸るのはここまでにして…」


暗部の装束に着替え、面をする。
任務スタートだ。





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