内緒で子作り


あー神宮寺きょうも格好いいなー。神宮寺になら抱かれてもいいというかむしろ抱いてほしいわ。

「…松永、そこ通してくれない」
「ぁ、ぉ、おう」

じーっと見すぎて神宮寺の通行を邪魔してしまっていた。
凭れていたドアから離れると、教室を出た神宮寺はモジモジした様子の女子に何やら手渡されている。

「くっそーオレが女だったら!」
「いや女でも無理だろ。顔面の差考えろよ」
「いや女なら既成事実つくれるだろ」
「こえぇよ」

あっ、こいつマジで引きやがった。失礼な奴だな。女だったとしても流石にそこまではしねーよ。

いや本当にしないと言い切れるか?相手はあの神宮寺だぞ。
あの顔で性格も悪くない。常にやる気なさそうな目してるくせにいざとなったら運動も出来る。ギャップ萌ずるい。もしオレが女で、そんな男が近くにいたら。

「付き合うのは無理でも子供は欲しいだろ」

ビシッと友人を指差したら「シングルマザーなめんな」とはたかれた。すいません。

そもそもどんなに切望しようがオレは男だ。どう足掻いても子供は生めない。そして付き合うのも十中八九不可能ときた。
となれば、せめて一度だけでも体を繋げたいと思うのは仕方がない事と思わないか。思うね。オレは思う。
しかしそんな事を神宮寺に言っても受け入れて頂けないのは百も承知だ。なにせオレ達はただのクラスメイト。オレが勝手に神宮寺の顔と体に惚れ込んでいるだけなのだ。

きっかけはそう、体育の授業で神宮寺とペアになって柔道をした時。
オレは運動にはそこそこ自信があった。中学時代は「跳び猿」なんて異名が付いてた。でも組んだ瞬間華麗に足を払われ投げられ気付いたらマットに組み敷かれていた。
鮮やかすぎる一本。格好いいがすぎる。あれで惚れないヤツいなくない?くっそーマジでもう1回組み敷かれたい…!

という訳でオレは神宮寺と1発ヤりたい。しかし神宮寺にその気はない。なら無理矢理ヤるしかないがなにせ運動神経バツグンの神宮寺だ。正攻法でいっても返り討ちにあうのは目に見えている。そこでこれだ!
じゃじゃーん今朝神さまから貰ったストップ時計ー!
見た目はただの腕時計だけど、神さまが言うにはこれを使うとなんと時間を止められるらしい。しかもオレだけは動けるらしい。つまり神宮寺に知られずに1発ヤれるという訳だ。すごい。神さまありがとう。現実でレ○プだめ絶対。
さて問題はいつ使うかだが。

「あれ?神宮寺は?」
「なんか眠いから保健室行くっつってたぞ」

マジかよ!!
すたこらさっさと保健室へ赴くと、養護教諭がちょうど出ていく所だった。トイレかな?
何にせよ好都合!保健室へ進入し、カーテンの隙間からソーッと覗いて神宮寺が寝てるのを確認してから時計を止める。これでよし!
と思ったけど、あれ?神宮寺まだ寝てなかったのか。目が開いてる。けどオレがベッドに近づいてもピクリともしない。目の前で手を振ってみても何の反応もない。おお…イケる…イケるぞ…!
同意も無しにごめんな神宮寺!終わったらちゃんと痕跡消すから!この1回だけだから!これで一生オナるから!

心の中で全力で詫びて「いただきます」と両手を合わせ、神宮寺の布団を勢いよく剥ぎ取った。


☆☆☆


昼休みに保健室で仮眠をとらせてもらっていたら、何故か身体が動かなくなった。
そこへクラスメイトの松永が現れて、何故か自分の服を脱ぎはじめて、オレの服も脱がせてきて、尻をこっちに向けて「はぁ…神宮寺のちんこぉ」って興奮しながらオレのナニをしゃぶりはじめた。

ええ…なにこれ。
こっちに向けられた尻の穴は何故かいわゆる縦割れアナルで、しかもなんかヒクヒクしてて、ドン引きしたけどそのうち卑猥に見えてきて。
丁寧にしゃぶられた事もあってアソコが硬くなってきて、ちゅぽんと口を離した松永が「しんぐぅじのちんこ勃ったぁ…うれひぃ…」って頬ずりするからますますビンビンになってきて。
「はぁ…しんぐうじのおっきぃ…おれのおまんこ壊れちゃうよぉ…」なんて常套句で煽って舌這わせて縦割れまんこクパクパさせてマジで今すぐ壊してやりたいのに身体が全く動かない。
対して好き放題の松永はオレのちんこを下から上までチュパチュパして口に含んでレロレロしながら縦割れまんこを広げ始めた。
指3本余裕ってどういう事だ。ドン引きなのにちんこが更にビキビキする。

「はふ、しんぐぅじもっと奥ぅ

指じゃ足りないのか目の前の尻がねだるように円を描いてマジで徹底的に犯したいのに身体が全く動かない。そのフラストレーションでちんこが更にバキバキになる。

「しゅご…しんぐぅじのちんこビクビクしてるぅ…

浮いた血管に舌を這わせて感嘆の息を漏らした松永が「もぉ我慢できなぃ」と身体をこちらに向けて股がった。そして普段の活発な様子からは想像も出来ないようなスケベな表情でオレのちんこに縦割れまんこをクチュって付けてチュポって離して先走りの糸引きながら何度も何度もチュポチュポして我慢できないはこっちの台詞だ。

「ぁン…しゅごぃ…しんぐうじのちんことオレのまんこがちゅうしてるぅぅ…

マジで、我慢できないは、こっちの台詞だ。
今すぐに突き上げてこじ開けてその顔を更に卑猥にしてやりたいのになんで動かないんだこの身体!と心の中でギリギリしてたら発情顔の松永が「しんぐうじ子作りしよ」と言ってバチュンと腰を落としてきた。
その瞬間爆発した。オレのナニが。

「はひしんぐぅじ、はやぃぃ…っ

待てちがう。これは力を入れられなくて我慢が出来なかっただけで決して早漏ではないマジで動けよこの身体…!

「はふぅん…しゅごぉ…

突然の暴発によだれを垂らして感じ入っていた松永は人の心中などお構い無しに腰をぬろぉぉぉっと引き上げてぐぷぅぅぅっとゆっくり下ろし始める。引く時はきゅぅきゅぅ締め付けるくせに入れる時は奥まで呑み込むようにぐにぐに蠢く。出した精液が松永の壁をヌチャリと纏って滑りもいい。
これ排泄器官だよな?なんでこんな卑猥な性器になってるんだ。

「しんぐうじぃもっとぉもっと子作りしよぉ

そうかオレと子作りしたいからか。ならしょうがないな。
松永がハァハァしながらオレのを奥まで咥えこんで尻を股ぐらに押し付けてねっとりと腰を前後する。オレのそこが瞬く間に硬度を増す。

「ぁンしんぐぅじのオレのおまんこでオッキしてるぅ

嬉しそうに顔をゆるめて更に腰をグラインドする。もちろん更に硬くビキビキになる。その硬いのが良いところに触れたらしく、グリグリと小刻みに擦り付けながら松永の自身を扱いている。

「しんぐうじっしんぐうじぃ

なんかマジでムカついてきた。オレの許可なくオレの名前呼びながらオレのちんこでオナッてるんだぞ?こんな卑猥な光景見せられてピクリとも動けないとか生殺しにも程があるだろ。
というフラストレーションでまたもやあそこが怒張する。

「あぅおっきぃぃ

敏感なキツキツ卑猥まんこでオレの限界を感じたらしい松永が尻を上下に跳ねさせて奥までパチュンパチュンする。

「しんぐぅじだしていっぱい出してオレのおまんこしんぐーじのおちんちんで孕ませて

お前オレが動けない事に感謝しろよ今オレの体が動いてたらマジで孕ませてるからな?
男に対して平常ではありえない思考に陥っている間にも松永はパチュパチュと腰を落としながら自身を扱きまくっている。どうやら限界が近いらしい。

「はぁっ赤ちゃんっしんぐぅじの赤ちゃんつくるぅぅ…っ

締まりのない顔でオレの腹に射精してまんこをギュゥギュゥに締め付ける。力の入らないオレがそれに抗える筈もなく松永の奥をオレの精液でビュルビュル満たす。

「あひぃ…赤ちゃんん…

ゾクゾクと身体を震わせる松永の中の精液をぐちゅぐちゅに塗り込んでもっと奥の結腸までちんこ捩じ込んでビュービューに追い精液して妊娠確実にしてやりたいのにマジで体が動かない。
そうして頭の中で3回ほど松永を孕ませた頃には、当の松永は賢者タイムを終え中にあるオレの精液を掻き出して(たんだと思う。見えない位置だったけど)オレの身体を拭き服を着せて元の状態に戻して「神宮寺すまん一生分のオカズをありがとう」と手を合わせて去っていった。
待て。お前の突飛な行動のせいで深刻に考えてなかったけどオレ体動かないんだよ置いていくな!
と焦ってたら何故か急に動けるようになった。

ええ…なにあれ金縛り?それとも白昼夢?
と思うにはあまりに情事の臭いが残りすぎている。換気くらいしてけよ松永。
半勃ちのまま窓を開け、バサバサと腕を振り適当に換気を済ませてそのまま保健室を後にした。チラッと見た時計はまだ昼休み、オレの体が動かなくなった時間のままだ。
理屈はよく分からないけど、とにかく松永がぜんぶ悪い事だけは分かる。

「半勃ちになってる責任も取ってもらわなきゃならないしね」

さて松永はどこに行ったかな。


☆☆☆


はぁー本当に夢のような一時でございました!
ケツの違和感は半端ないけどそれも神宮寺の精液が入ってたからだと思えばむしろ一生このままでいい!
まぁ欲を言えば神宮寺の表情が…いつも通りのただの半目だったのがなぁ。それも格好いいんだけど。もうちょっとこう、快感で眉をひそめてる感じとか。
ん?眉ひそめる位ならする時あるんじゃ?その瞬間を狙って時間を止めれば…って流石にそう何度もしたら神宮寺に申し訳ないよな。バレたらヤバイし。いやでももう一回くらい機会があったら。うん機会があったら仕方ないな。

とにかくオレは今日の思い出をオカズにこれからのオナニー生活を満喫するのだ。
そうだ、家帰ったら忘れない内に神宮寺のちんこに近いディルドを購入しなければ。うちにある1番太いやつまではなかったけど、そのぶん長くて熱くて血管めっちゃ浮いててビクビクして…ン、ヤバイ思い出したらダメなやつだ。
あ、射精出来るやつ買ってみようかなぁ。中出しめっちゃ気持ち良かったし…
と中出しちんこに耽っていたら後ろから突然グイと引かれて神宮寺の両手に壁ドンされてた。

え。え。
「みつけた」と囁く神宮寺の目はいつものような半目なのになんかすごいドロドロしてる。え、やばい格好いい。
いやキュンとしてる場合じゃないまさかバレた?いや確かに時間も動きも止まってたはず。

「えっと、神宮寺…なんかあった…?」

冷や汗ダラダラで出したオレの掠れ声に、神宮寺の唇が「なんか…?」と動いてフッと笑う。え。レア。やばい。オカズ。格好いい。オカズ。
なんて思ってる場合じゃない。

「あったな。松永が1番よく分かってるだろ?」

これはもう十中八九バレてるのでは。
なぜ神宮寺にバレたのかは分からんがとにかくこの場を逃れなければ。と咄嗟にストップ時計に伸ばした手は呆気なく神宮寺に捕らえられた。流石の反射神経すぎる。てか手!手掴まれてる!
とか興奮している場合ではない!

「なにこれ。時計?」
「あっちょっそれは…!」

神宮寺がストップ時計を見咎めて、オレの腕を取り円盤の縁をツツ、となぞる。え、なんかエロい。いや違うそんな場合ではない。
ピンチとエロスで焦るオレに、神宮寺がふぅん?と目をすがめる。そしてストップ時計を器用に外してオレの目の前でプラプラと揺らし「これは没収」と尻ポケットに納めてしまった。
ドロドロの目とたおやかな笑みに魅了され、否と唱えられなかった自分を罵ってやりたい。
いや神宮寺が格好よすぎるのが悪い。こんな綺麗で格好いい男にこんなドロドロした目で見られたら誰だって。

「し、しんぐぅじ、近い…近いっ!」

否とは言えないまでもせめて現状をお伝えしたら更に顔を近付けてきて、しかも何が面白いのか喉で笑う。
かっ…こういいが過ぎる…!
と舞い上がるオレを神宮寺が「今さら?」と更に笑って地に落とす。

「散々オレに股がってたくせに」

あ、これはマジで全部バレてるわ終わった。人生詰んだ。
一瞬で「M高男子生徒、クラスメイトの男子生徒を逆レイプ」という翌朝のニュースを浮かべたオレはそのまま保健室に連行されちんこで激しく追及され犯行の動機を延々と供述させられている。ん?

「はひらからっしんぐぅじとっ赤ちゃんつくりたかっ、からぁっ
「はぁっもう一回…っ」
「ふぉっしんぐぅじの赤ちゃんっがまんできなかっぁはっしゅごぉ
「はっ本当に?本当にオレの赤ちゃん欲しかったの?」
「ぁひ、ほしぃしんぐうじの赤ちゃんほしぃぃ

もう何回言わされたか分からないのにどんどん追及が激しくなる。激しすぎて何か奥のとこきてる。ヤバいとこきてる。

「はっ。あんなヌルいセックスで男の松永が赤ちゃん作れる訳ないだろ?オレがちゃんとっ松永のおまんこ孕ませてやるから…っ」
「はひっきてるっおちんちん奥まできてるぅぅっ
「はぁっ、ここでビュービューしなきゃ赤ちゃん出来ないんだよ?松永だけじゃ届かないだろ?」
「ぅんぅんこわくてムリぃぁっしゅごっふぉしんぐぅじっしんぐうじぃ
「じゃあもう時間止めたりしない?オレとちゃんと子作りする?」
「んっしゅるぅしんぐぅじと子作りしゅるぅ
「はぁっ松永…っ!」
「ンぅっンンンーッ

切羽詰まった声で呼ばれてキスされて舌じゅるじゅる吸われて口の中ぐちゅぐちゅされながら赤ちゃん出来る所に先端が膨らんだちんこグポォッてされてそのまま精液ビュービュー流し込まれて目の前がチカチカしてビクンビクンして絶頂した。
神宮寺の子作りしゅごぃぃ…
ぐったりと弛緩したオレの舌をぢゅぽんと離した神宮寺は優しく微笑んでオレの顔にキスを降らせて「じゃあ妊娠確実にしようね」と囁いた。

「はひ…?」

回らない頭で咀嚼する間もなく中の精液をちんこでぐちゅぐちゅと掻き回される。

「えっえっ?まっ、ぁっ

改めて見ると神宮寺は先程と変わらないドロドロの目をしていて、中のちんこもみるみる硬さを取り戻していて「連続で中出ししておまんこ塗り塗りすればするほど赤ちゃん出来やすくなるからね」とオレの足を持ち上げて「頑張ろうね」と微笑んで。
あまりの格好よさに「ぅんがんばるぅ」と返した結果、ベロちゅーしながら何度も激しく種付けされて最終的に意識が飛んだ。


「ごめん松永、やりすぎた」

目を覚ましたら神宮寺の目はいつもの半目に戻っていた。あれ?もしかしてぜんぶ夢?しかし今の神宮寺のセリフはつまり…つまりあれは現実だったという事か!

「いやとんでもないですむしろありがとう」

項垂れる神宮寺の前に正座してその手を握る。

「オレこれで一生生きていける」

あれだけ神宮寺のちんこを堪能出来たんだ。感謝してもしきれない。後は神宮寺のちんこに似た射精機能付きディルドで夢のオナニー生活だ!
握る手に力を込めてありがとうな、と再度お礼を言ったら顔を上げた神宮寺がすごく穏やかに微笑んだ。でも何か目が物騒だった。え、なにそれ格好いい。

「なるほど。松永の考えはよく分かった」
「うん?」
「明日から覚悟しとけよ」

えっやっぱりオレ逆レイプで訴えられんの?と青くなったオレは翌日から毎日神宮寺に中出しセックスされて神宮寺のちんこじゃないとダメな体にされるなんて思ってもみなかった。

「今日もいっぱい子作りしような」
「しゅるぅしんぐぅじの赤ちゃんつくるぅぅ

幸せすぎる。


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