イケメン庶民と金持ち三流悪役平凡


オレはかの三下(さんした)財閥の御曹司だ。今まで金に物を言わせて順風満帆な学園生活を送ってきた。
だが最近それが崩れ始めている。なぜか。それもこれもあのいけ好かない庶民のせいだ。

先頃転校してきたこの庶民、顔だけは良かったからこのオレが面倒見てやると直々に手を差し伸べてやったのに、あろうことか奴はその手を大勢の前で振り払った。
そうしてオレのプライドを傷付けただけじゃ飽きたらず、奴はあの巨乳と名高い大盛さん、男子高校生には刺激の強い谷間先生、果てはオレが密かに想いを寄せている学園のアイドル苺ちゃんとまで仲良くなって、そ、その上あんな…あんな…!

「三下さん!あの野郎また苺ちゃんと!」
「何だと!」

く…っなぜだ…!あんな庶民よりオレの方がモテて然るべきなのに!

「三下さん!ここはいっちょ、いつもみたいにカマしてやりましょう!」
「あ、ああ、そうだな…!」

手下に鼓舞され、物陰から颯爽と出ていき庶民と苺ちゃんの間に割って入る。その時わざと庶民の肩にぶつかって威嚇する事も忘れない。

ドンッ

「い…っ」

くそっ、庶民のくせに鍛えやがって!

「ふ、フン!お前のような庶民がこのオレの前に立つな!目障りだ!」

痛む肩をさりげなく庇いながら、身長差的に見下ろし切れない庶民を目一杯見下してやる。

「ええ…?なんでお前そんな構ってちゃんなの可愛いな…」
「………かわ…?」

紳士には理解出来ない庶民の言葉が飛んできた。

「…はっ!か、構ってちゃんとはなんだ!目障りだと言っているんだ庶民は言葉も分からないのか?!」
「いやだって、おまえ物陰からこっち覗ってオレがいるの確認してから来るし。しかもスゲー勢いで」

なっ、手下と共にこっそり覗いてたのがバレていたのか…!

「そっそれは…!その…お前が苺さんと話していたから…」

くっ、やましい事などないというのに何となく目を逸らしてしまう…。

ドンッ

「ひっ?!」

庶民が急に壁を叩き付けてきた!なん、何なんだコイツこれだから野蛮な庶民は…!

「なにその嫉妬むり可愛い」
「ヒィ…っ?!」

何なんだその野蛮な目は!まる、まるであの時みたいな、いや何を思い出しているんだオレは!

「これが…壁ドン…」
「この野蛮な庶民が〜!」
「三下さんを離せぇ〜!」

苺ちゃんと手下たちが制止の声を上げている。いや苺ちゃんの言葉は正直よく分からなかったが今はそれどころではない。

「ひ、ァ…」

なぜなら庶民がオレの足の間を膝で割ってきたからだ。これでは本当にあの時のような…っ。

「やめ、やめろ…!庶民がこのオレに触るな…!」

ドンッと両手で胸を突くがびくともしない。くそっ庶民のくせに!

「なに言ってんだよ三下。触らなきゃお前のこと気持ちよくしてやれないだろ…?」
「ヒ…ッ」

庶民のくせにこのオレを見下ろすなんて、分をわきまえろと言いたいのに足が震えて声が出ない。

「身体は正直だな…欲しいんだろ?ほら」
「ァ…ッ」

グリィッと熱い何かを押し付けられて口の中にだ液が溢れた。すかさず庶民がオレの耳に囁いてくる。

「この間よりもっと気持ちよくしてやるよ」
「ひぐ…ぅぅ…」

いやだ。いやなのに…!

「くぉらー!三下さんから離れろ庶民野郎ー!」
「三下さん!大丈夫ですか?!」

膝が崩れそうになった所で手下たちが庶民を引き剥がしてくれた。
お、お前ら…!オレはいま猛烈に感動している…!

「あぁーんもっと見たかったのにぃっ」

苺ちゃんが何か言った気がするけどそっちはちょっとよく聞き取れなかった。

「おーおー、おまえ意外と慕われてるよな」

ヘラリと笑ういけ好かない庶民。それを手下二人の後ろからギンと睨み付けズビシと指差してやる。

「フン!今日の所はこれで勘弁してやる!このオレの温情に感謝するんだな!」

そうして颯爽と身を翻す。

「何の温情かわかんねーけど」
「う、うるさい!とにかくこのオレが勘弁してやると言っているんだ!感謝しろ!」

後ろから庶民が茶々を入れるもんだから格好いい去り際が台無しだ。これだから風情も何もない下劣な庶民は!

「オレとしては今日は勘弁するつもりないけどな」

再度翻した背中に不穏な言葉が届いて立ち止まる。

「…なに?」
「なぁ。オレだってお前がいつもその二人とつるんでんの、面白くないんだぜ」
「なにを…」

意味が分からず眉をひそめると、獰猛な目をした庶民が声には出さず「またな」と言った。

「何なんですかねアイツ!」
「気にすることないですよ三下さん!」
「あ、ああ…」

手下二人に激励され帰路につく。あの獰猛な目に射られると少しその、動揺してしまうが、離れてしまえばなんて事はない。


「ってなぜお前がオレの部屋にいる?!」

家に帰ったら自室のベッドになぜか庶民が座っていた。

「え?さっきまたなって言ったろ?」
「そう言う事じゃない!大体どうやって…!」

この家のセキュリティは万全のはず!

「お前の友達だっつったら泣いて喜んで入れてくれたぜ」

ばあやー!!!


「なにお前友達いねーの?」

不躾な庶民が我が物顔でオレのベッドに寝転んでいる。

「ばっ馬鹿にするな!その位…!」

いない…けどこいつの前では認めたくない…!

「あぁ、あの二人といつも一緒にいるもんな」
「そっ!そうだ!友達という事ではないが…その」

そうか端から見たら友達という風にも見えるのか…。

「チッ。なに顔赤くしてんの可愛いけどむかつく」
「なっ…?!」

突如腕を引かれてベッドの上へダイブする。

「お前が赤くなるのはオレにだけでいいんだよ」

その上に庶民が覆い被さってきて足の間を膝で割かれる。これじゃまるで昼間の…。

「ばっ馬鹿馬鹿しい!なぜお前のような庶民にこのオレが…!」

身震いして抵抗するもびくともしない。くそっ庶民のくせに!

「もう既に赤くなってんじゃん。自覚ねーの?」
「ッぁ…っ」

グリュッと熱いモノを押し付けられて変な声が出た。いやちがうオレの声じゃない!

「ちがう、ちが…ぁっひぐゥ…っ」

ズボン越しの穴に擦り付けられてビクンビクン身体が跳ねる。

「マジで身体は素直だな。ほら言えよナニが欲しいんだ?」

ここならあの二人も来ねーし、お前の欲しいのいーっぱいシてやるよ。などと言いながらズボンとパンツを脱がしてくる。

「この、この庶民風情がぁっ!オレの服に、触…ァっ」
「ふ、発情顔で何言ってんだか。ほらこれが欲しいんだろ?」
「ふぉッ…ッ」

ぐちゅ、穴に直にそれが触れてパンッと手で口を塞ぐ。しかし無粋な庶民がその手をすぐに引き剥がす。これじゃ声、声が、出て…。

「強請れよじゃなきゃやらねーぞ。ん?」
「ふぐ、ンン…っゃ、ぁ…っ」

ヌチュヌチュと悪戯に触れるそれに腰が揺れる。殺しきれない声が漏れ、つま先を立て浮かせた腰を熱いそこに押し付けてしまう。
ちがう。こんなのはオレじゃない。こんな、こんな。

「いゃだ…いやなのにぃぃ…」
「ええ…?可愛すぎかよ…」

何事か呟いた庶民がオレの頭に手を添えた。

「その生意気な顔で泣きじゃくるのは卑怯だわ。甘やかしたくなるだろ」

そうしてチュッチュと額、鼻先、濡れた頬にもキスをしてくる。おかげで少し落ち着いて、いやさらに怒りが湧いてくる。

「ふざけ、このオレを、誰だとぉ…っ」

庶民の下劣な唇を避けようと必死に顔を背けながらも腰の揺れは止まらない。なのに全然入れてくれな、いや違う間違えたさっさと離れろ庶民風情がぁ!

「三下のおねだり聞きたかったけど、しょーがねーな入れてやるよ」
「えっ」

いや違ういまの嬉しそうな声はオレじゃない!オレじゃないぞ!

「その代わり、オレの上に跨がってちんぽ大好きって言いながら腰振ってもらおうな」
「な…ッそ、そんな下品なまね誰が…アぁ…ッ!ァ…ッひぃ…ッ」

ずにゅう、と待ち望んだ圧迫感に全身が震える。

「シてくんねーの?じゃあオアズケだな」
「ぁひ、んひぃッふぉっぉっ」

めりめりと捩じ込んでいたそれをズルリと引き、先端だけを残してグリュグリュと回される。中が期待でヒクヒク蠢く。

「この前みたいに奥までずっぽりハメてズコズコしてやりたかったけど」
「ぁっふッはぁっはぁ…っ」

穴の入り口を刺激され耳に下品な言葉を吹き込まれ犬のようにだ液を垂らしビクンビクンと痙攣する。頭がぼうっと霞んでくる。いやだ。もうあんな風にはなりたくない。なりたくないのに。

「残念だなぁ。いやらしい事言いながらシたらこの前よりもっと気持ちよくなれるのに」
「き、もち、く…」
「そう、この前よりもーっと」
「あンンン…っ」

囁きながら中ほどまでズニュゥと捩じ込んでくる。侵入を拒んでいたはずのそこは捩じ込まれた側から庶民のそれにキュウキュウと吸い付いていく。内に入れてしまえば抗えなくなる。いやだめだ、オレは、オレは人の上に立つ高潔な三下財閥の御曹司。庶民に組み敷かれるなどあってはならない。ならば、ならばオレが主導権を握れば…いや握って然るべきなのだ!

どんっと最後の力を振り絞って厚い胸板を押し返す。虚をつかれたのか庶民は目を丸くしていた。いい気味だ。とせせら笑ってやったら今まで散々焦らされた奥をズパンと突かれた。
きっ、キたぁぁ……っじゃない!まずいっ、このままじゃ、組み敷かれたまま気持ちよく…っ!

「待っ、お、お前さっき、オレがお前にその……ま……跨がる……、と言っただろう…!」
「…跨がるで照れるのか」

人の上に跨がるという破廉恥な場景を思い浮かべ、少々目を泳がせてしまったオレを呆れ顔で見下す庶民。

「うっうるさいっ!お前のような庶民がこのオレの上にいつまで乗っているつもりだ!は、はやくその、その…」

自ら求めるような言葉など口に出来るはずもなくポカポカと胸板を叩く。いや別に求めている訳ではない。オレがこの場の主導権を握るため、お前をオレの馬にしてやろうと言うのだ。感謝してヒヒンとでも啼くがいい!


「ひぃぃンッ」

自重で奥までめり込むそれを、庶民、いや暴れ馬が更に奥まで突き上げてくる。

「ほら、約束だろ。言えよオレのちんぽ大好きって」
「はっひっふぉっふぉっぉっぉっぉっぉォ…ッ」

こんな状態でまともに話せる訳がない。そもそもそんな、ち、ちん…などと!なのに庶民は咎めるように更に激しく突き上げる。

「あぁンンンン…ッ!」

はぃ、入った…っ何かぐぽぉって…っ入っちゃいけないところ入ったぁ…!

「はひっはひぃィ…」
「…ふ、すげー絶景」

オレが性器に悶絶しているのを確認してなお更に奥へ進もうとぐりゅぐりゅしてくる。鬼畜すぎる。これだから庶民は。なのに。なのにそれに合わせて腰を前後し尻をぐいぐい押し付けてしまう。

「ふォっんゥっふっふゥ…ッ」
「えっろ。ほら口閉じんな。約束したのちゃんと言えるか?」

声を抑えようと押し当てていた手を取られ、見下ろした先には思いのほか優しげな顔をした庶民がいた。先程から生理的な涙が止まらないのでそれで少し反省したのだろうか。今更すぎる。ぐすっと鼻を鳴らして睨み付けてやったら何故か中のものがデカくなった。

「は?なん、ひぁっ」
「まぁそんな顔で睨んできたらそうなる」
「い、意味が分からな、ひゃッぁっァッこのっやめ…っ」

少し擦られるだけでとろけそうな太さのそれがズルズルと入り口まで引き抜かれ、そこから奥の奥までズパンと一気に抉られる。突き入れられたそれに押し出されるように口に溢れた唾液がこぼれた。

「ほら言えよ約束だろ」
「はひぃっすきっすきぃィッ」

そして舌を噛みそうなほどガクガク揺さぶられながら暴れ馬の望む言葉を言わされる。

「ナニがだよ、ほら腰止めんな」
「ふぉっォッ性器っせいきィ…ッ」
「そんなお綺麗な言葉使ってんじゃねーよ。おら、お前の奥抉ってんのは何だ?」
「んぉっわかっ分からな、ひっふぉっふぉぉ…ッ」

ぐりゅぅぅぅっと奥の壁のその先まで抉られて目の前がチカチカした。
そこからはもうなんにも分からなくなって、どうなったのかもよく覚えていない。


「性器じゃなくてちんぽだろ。ほら言ってみろちんぽで奥抉られて気持ちいいって」

ぱんっぱんっぱんっぱんっどちゅどちゅぐぽぉっ

「んォッひっちんぽっひゅごっ気持ちぃっちんぽ気持ちィッすきぃっちんぽっおちんぽぉぉぉ」

びゅくっびゅるるっどぷどぷぅ…ッ

「は、あーあ飛んだな。でももうちょっと付き合えよ?」
「はひぃ…?」
「ほら三下、中出し精液気持ちいいって言ってみ」

ぬちゅ、ぬちゅ

「ン…中…きもちぃ、ぁっぁっ」
「ならもっとオレの精液欲しいよな」

ぐちゅ、ぬちゅ

「ぁンっほし…これすきぃ…ンン…もっと、もっとぉぉ…」
「はぁ…っいい子にはたっぷりご褒美あげような…っ!」

じゅぷっぐちゅっじゅぽじゅぽバチュバチュどぷぷっビュクビュクびゅるぅぅっばちゅばちゅじゅぽじゅぽどぷ…っどぷ…っ

「ぁっひぁっぁっあっしゅごっぃぃっしゅきっしゅきっぁンぁンぁンぁンおちんぽしゅごぃぃっ」

覚えてないったら覚えてない!



○おまけの後日

「お前、今度はご令嬢の小嬢さんまで…!身の程を知れこの庶民風情が…!」
「ええ…?お前『オレ以外の奴としゃべるな』レベルの束縛系なの?別にいいけど」
「え…?束…?」
「じゃあお前もその二人とつるむの止めるよな?」
「は?それとこれとは話が全く違うだろう。なにせこいつらは、その……と…っ友達だからな…っ!」
「さ、三下さん…!」
「オレ達の事をそんな風に…!」

手下二人の感動の涙をちょっと照れながら見ていたら、なぜか怖い顔をした庶民に保健室へ連れ込まれ放課後までちん…を好きだと言わされた。
これ、これだから庶民は…!


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