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0420 私は羨ましい。夢をもつ人が、恋をしている人が、悩み事のある人が。私は夢をもっていない。何になりたいのか、どうしたいのか、明確な未来地図もつくれない未熟者だ。だからこそ私は夢をもつ人が羨ましい。なりたいもの、したいことがある人はとても尊敬する。そう思える夢に出会えたあなたを応援もしている。私は恋をしていない。好きな人がいない、そんなのは正直つまらないと思う。恋をして、たくさん幸せになってたくさん泣く。それはつらくてくるしいかもしれないけど、確かに自分の糧になる。誰かを想う気持ちは驚くほど力をもっているし、誰かを想えるあなたはとても素晴らしいんだということに気づいてほしい。私は悩まない性格だ。悩み事も数分たてば塵になる。考えても仕方ないと諦めていて、今考えても、結局その時自分がどうしたいかで決まると思っているからだ。だからこそ悩み事をもつ人が羨ましい。悩みは一生懸命考えているという証拠だ。どうでもいいなら悩んだりしない。悩み事の多い人は、それだけ精一杯生きている人なんだと思う。悩むあなたはとても一生懸命なんだと、しってほしい。
あなたは素敵な人間だと、わかってほしき。あなたは自分を誇れる人だと、胸を張ってほしい。私は、あなたに幸せになってほしい。そんなことを、部屋の片隅で思うよ。思うから。だから
0403 さみしい別れ、あたらしい出逢い。それを繰りかえして、わたしたちは大人になる。桜並木を横目に、あたらしい友人に手をふって。幸福な時間をつくれるように努力しようときめた。与えられないことに嘆く子供ではもういられない。自分のしあわせは自分でつくっていこう。そして欲をいえば、あなたのしあわせもわたしがつくってあげられたらいいな。 /
0309 いつも不思議に思っていたことがひとつあるの、どうして彼はたのしくもないのに笑うのかしらって。だって笑うっていうのはしあわせで、うれしくて、たのしいから笑うんでしょう？でもね、彼はそうじゃないの、しあわせじゃなくても、うれしくなくても、たのしくなくても笑うのよ。わたし、どうしてだかいつも気になっていたの。だってたのしくもないのに笑うなんて変じゃない。だからね、おしえてほしいの。あなたのうそつきな笑顔のその理由を。 …
0616 わたしたちは許すことを知らなければならない。許すことは決別だ。わたしたちは許すことを学ばなければならない。許すことは覚悟だ。わたしたちは許すことを認めなければならない。許すことは自分を解放することでもあるからだ。だからわたしたちは許すことを愛さねばならない。
0602 「無力だね」
まるで自分に向けて言い放ったかのように嘲笑った××にわたしはこう言った
「わたしには見たいものをみれる目がある。伝えたいことをつたえられる口がある。聴きたいものきける耳がある。行きたいところへいける足がある。そして、創りたいものを生みだせる手がある。だからわたしは、わたしを無力だとは思わない。」
0531 雨はすき。ぽつぽつ窓を叩く音。ぱちぱち傘をはねる音。耳をすませば聞こえる。わたしはこの音がすき。
雨はきらい。お出かけのときに降られたらもううんざり。学校なんてさぼりたくなる。髪もうまくまとまらなくなるし、じめじめの空気とか気分が下がるったらない。
あなたは雨はすき？きらい？
0527 言葉が捨てられるものだったらよかったのにね。そしたらだれかに言い過ぎちゃっても傷つけちゃっても、捨てちゃえばいい。全部まとめてゴミの日にだしちゃえばいい。そしたらだれも傷つかない。わたしも苦しくなったりしない。悪口も愚痴もきたないことばも。吐いて捨てての繰り返し。生きることは楽になるんだろうねきっと。言葉は力をもたなくなるだろうけど。それでもいいよ。あの子に吐いた言葉もだれかに拾われちゃった呟きも。まとめてゴミ袋につめこんで。
さあ、あしたは言葉のゴミの日だ
0525 お伽話はいつだって「しあわせになりました」で終わるよね。みんながみんな救われて、悪い人には制裁がくだる。いつも最後に正義が勝つ。それはお伽話にとって当たり前で、暗黙のルール。悪役は絶対に勝てない。最後に笑うのはいつだってお姫様だ。
0523 ホームレスもお偉いさんも外国人もサラリーマンも女子高校生もお父さんもお母さんも子供も大人も、裸にして並べたらただの人間です。性別が男と女で別れてても人間です。目が見えなくても耳が聞こえなくても話せなくても、手や足や指や耳がなくても人間です。普通と何かが違っても、何かが足りなくても人間です。僕らは人間です。
どうやったってただの人間だよ。
どうしたってただの人間なんだよ。
0522 繰り返す呼吸。吸いこんだ酸素、鼻孔から肺へゆく。酸素でいっぱいの肺から今度は二酸化炭素をそとへだす。地球によくない二酸化炭素。ＣＯ２。わたしはそれを繰り返す。ただ繰り返す。ただただ繰り返す。心臓がうごく。どくどくと脈打つ。生きる音がする。また呼吸する。心臓がうごく。生きるってただそれの繰り返し。