嫌悪する意思に反し、与えられる快楽に春樹の頬や目尻が色付いて染まっている。


「…俺、春樹ちゃんのチンポなら舐められるかも」


春樹の小さな性器を弄んでいた男が、べろりと裏側を舐めあげた。


「やぁああーっ」


突き抜けた快感に、咄嗟に出たのは甘い悲鳴だった。
咥えこまれジュルジュルと舐めしゃぶられて、股関を襲う灼熱じみた気持ち良さに、声も抑えられずに啼き囀る。


「ひゃぁあ! 止め、止めて下さ…っ ヤダ、ぁ! あぁぁ駄目えぇッ」

「うわ、超エロい声」

「駄目とか止めてとか嘘つくなよ、気持ち良いんだろ?」


なあ? と笑った男が震える胸に顔を寄せ、立ち上がっている桃色の乳首を舐め始めた。
一層極まった悲鳴にしゃぶっていた男が唇を離せば、ビュクッと白い精液を放って春樹は達した。
酷い羞恥心に襲われて、ぼろぼろと涙をこぼす。
お構いなしに上級生達は春樹の足を開き、持ってきたチューブ型のローションを、淡い色のアナルに注入した。


「ケツ穴に見えねえ色してんぜ、おい。締まりが凄そうー」

「春樹ちゃんが感じられるように、気持ち良くなれる成分入りにしたんだぜ」

「たっぷりイイコト仕込んでやっからな」


ぐちゅぐちゅと掻き回す。
強引に慣らし始めた指に、痛みと気持ち悪さ、異物感に耐えていた春樹は、しかし徐々におかしな疼きが生まれ始めていくことに狼狽えた。

――熱い。痒い。

指を増やされ広げられる痛みが、直腸を蹂躙する乱暴な動きが。欲望の芯に火を着けようとしている。
体が、自分のものではなくなっていくようだ。


「あ…やっ、あ…あぁんッ」


ぐちゅりと滑らされた指に、春樹は体を震わせて爛れた甘い声を出してしまった。
気持ち良い。
気持ち良かったのだ、お尻の中が、とてつもなく。


「ぁあ…っ、あぁーッ、ひっ、止め…、おしり…変…おかしぃ…っ、あぅ…あぁん」

「ここが前立腺てやつ? 春樹ちゃん感じまくりじゃん」

「もう行けそうじゃね?」

「いよいよだな…早くヤっちまえよ、俺もヤりてぇんだからよお」


早急に指を引き抜き、ベルトを緩めてズボンをずり下ろし、痛いほど勃起したペニスをあてがう。
ローションの滑りを借りて、こじ開けるように怒張をねじ込んだ。
声にならない悲鳴をあげ、見開た視界は真っ赤に染まった。
ギチギチと軋む音が聞こえそうな挿入は、しっかり根元まで埋め込むまで力任せだ。


「キッつ……でも粘膜とか熱さとか、スゲェたまんねぇ…」

「い…ひぃ…ん…っ」


動き易いように、力を抜かせるため、萎えていた春樹のペニスを扱く。
ビクッと腰を跳ねさせ、強張りが解けた途端、男は抽挿を開始した。


「ひィッ! ……あ…あぁ…、あぁぁ…あ…ッ、やああぁ」


緩やかなストローク。
繋がり合った場所でジュプジュプと卑猥な音が鳴る。


「春樹ちゃ〜ん、俺のチンポしゃぶってよ」

「じゃあ俺の扱いてよ」


手首を掴まれ、男が取り出した性器を握らされる。
もう一人の男のペニスを口元に擦りつけられ、春樹は唇を引き結んでそっぽを向いた。


「しゃぶれっつッてんだろ! 殴られてぇのか!!」

「ひっ!」


激しく怒鳴られ、恐る恐る舌を出してペニスを舐めた。


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