いつも大人しく控えめ。
根暗ではないが積極性はなく、人付き合いが苦手で、クラスでも常に一人でいる。

虐めの対象になりやすい少年、春樹は、やはり柄の悪い上級生の良いカモであった。

生徒達はカツアゲが主だって絡んでいた。
だが、それも性の対象へと直ぐに変わった。
女子と大差のない身長は細く小柄で、春樹は母親似なのか、性別を間違えそうな容姿をしていたのだ。



「そんな怖がんないでよ春樹ちゃーん、痛いことする訳じゃないんだしさぁ」

「…ひ……ぅう…っ」


いつもの通り、金を巻き上げられると思っていた。
けれど金をせびられる変わりに春樹が連れて来られたのは、現在はほとんど使われていない北校舎の、三階奥にある空き教室だった。
放課後ゆえに余計に人気などなく、何が行われても誰も気付きはしない。

すわリンチの危機かと、非力な春樹はただ震えて怯えることしか出来なかった。
そんな春樹を背後から羽交い締めて、ニタニタと笑いながら細い腰を撫でる。
腕の中に収まる華奢さに思いのほか強い興奮が湧き、春樹を床に突き飛ばし、仲間と一緒になって襲い掛かった。


「え……あ…!? や、な…何ッ」

「大丈夫、大丈夫、気持ち良いことするだけだって」

「殴られんの嫌なら、暴れたりすんなよ?」


春樹の抵抗しようとした腕を押さえつけ、シャツを剥いで、ズボンを抜き取る。
あっと言う間に哀れにも裸体を晒すことになった春樹は、常軌を逸した状況にただ混乱するしかない。


「やべぇ…女より白い肌してんじゃん…」

「乳首もチンコもピンクとか…洒落になんねぇぜ、おい」


同じ性別の男で性欲処理をすると決めたが、女相手のように衝動が生まれるか気になっていたと言うのに、今やこれ以上ないほどに興奮していた。
男にしては可愛らしい色の乳首を捻る。


「…っ や、やぁ……っ」

「お、春樹ちゃんて敏感?」


乳首をつね、引っ張り、潰してこねて、そうする内に春樹の下肢は熱をもたげ始め、上級生達は笑って指摘する。
屈辱感と羞恥心、勝手に疼いていく体に、春樹が泣きじゃくり出しても止める筈もない。
男達の伸ばす手はますますエスカレートしていった。


「っ、ぅ…う…やぁー…」


ひっくひっくと涙する幼い表情が、余計に男達を煽る。
弄られた性器は今や勃起し、男の手によって先走りが溢れるほどだ。


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