盆踊りの音楽、太鼓、笑い声、屋台の呼び込み。
境内から夏祭りの賑やかな喧騒が聞こえてくる。
人がひしめく会場から遠くもない場所で、見つかるかも知れない緊張感に煽られながら、男は疚しさに浸っていた。
「んーっ、んー…」
一人で歩いていた少年を羽交い締めにして、参道から外れた林の茂みに引きずり込む。
成熟しきっていない同性の体を、スリリングな状況下で、手も口も目も布で縛って良いように扱う。
――そんな歪んだ性癖を満たすには、混雑する夏祭りは持って来いのイベントだった。
押さえつけて、邪魔なパンツを剥ぎ取ってしまう。
手始めにペニスをしゃぶって口でイかせ、脱力した体を四つん這いにする。
少年…春樹の浴衣を捲り上げ、男はぬちぬちと処女アナルをほぐしていった。
指で広げラムネ瓶の口をアナルに入れ、そのまま傾けて中身を注いでしまう。
「ん…んんーーッ」
「一応洗わなきゃだから、ね? ほ〜ら、キレイキレイ」
直腸でラムネがパチパチと弾ける刺激に、春樹は身を捩って震えた。
瓶の中にあるビー玉が跳ねてガラスに当たって鳴り、アナルからゴプッとラムネが零れ落ちていく。
瓶を抜くと、赤くなったアナルからコポコポとこぼれ落ちていった。
男は用意していたチューブを取り出し、その濡れた後孔に中身を全て絞り出した。
強い催淫剤入りのローションが、春樹の直腸をトロトロと柔らかくし、快楽を強制的に引き出す。
尻に集まり出した刺激に、春樹は身をひねった。
( …ぁ…痒い…痒いぃ… )
アナルとその中がじりじりと熱くて堪らない。
掻きむしりたい衝動に腰が揺れ、それに男はニヤニヤと笑った。
「んぐ…ん…っ ふ…ぅ…」
「痒い? 大丈夫…今掻いてあげるからね」
男は屋台で買っておいたフランクフルトをアナルに入れてしまった。
「―――んン〜〜っ!!」
棒を引いてフランクフルトを出し、また押し込んでとを繰り返してアナルを慣らす。
ヌルヌルと出し入りする肉の感触に、春樹は身を縮めてひたすら耐えた。
ぞわぞわと鳥肌が立つ。
( …あ、あ、うそ…気持ちいいよぉ… )
祭りの境内からさほど遠くもない場所で、こんな事をしていたらいつ誰が来るか。
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