気持ち良くて熱い。
もっと刺激が欲しくなる。

(…なに…この感じ…)

は、は、と息が上がる。
それと一緒に意識も浮上してくる。
生理的な涙が滲み、姫子は瞼を押し上げた。


「……………え…?」


目に映った生々しい肉塊。
鎌首をもたげたバケモノが、眼前でビクビクと身を震わせている。

(…な…何…コレ…)


―――ヌッ、ズチュウッ!


「ひゃあぁぁーーッ!!?」


目を見開いて首を仰け反らせる。
姫子が状況を把握する前に、触手は彼女の膣へと潜り込んでしまった。
ズップリと子宮口までいっぱいに埋まる。
股間がカッと熱くなり、火花が目の奥で弾けた。


「あっ、あっ…いや、ヒ…ッ、やッあ あぁーっ!」


得体の知れない化け物に犯されている。

夢ならば今すぐ覚めて欲しい質の悪い夢だ。
けれど生々しい感覚は消えるどころか激しさを増していった。


「いやーーッ、やめてぇー!」


たまらず上がった姫子の悲鳴は、反響することなく肉壁に籠もる。
群がる触手達の中心で白い四肢が藻掻く。

ぐぽっ ぐぽっ ぐぶぶ…っ
ズッ!ズッ!ヌプッ!

愛液が掻き出されて飛び散るほど、膣に埋まる触手の動きは激しい。
蜜が垂れて濡れそぼるアナル。
触手は自身の粘液の助けを借りながら、慎ましやかなそこをこじ開けようとした。


「あ、あ、や…やだ…入っちゃダメ…ッ、やだ!やめてよぉーっ!! 」


ヌプ… ズッ…
ズルッ、グブッぐぷっ

―――ズン!!


「あっ…ヒッ?! あっあぅ…ッ、あ、アアーーッ!」


お尻の中にも触手は侵入してしまった。
捻り込むように押し入った触手は、狭い肉筒の中で身をくねらせる。
姫子はもう、悲鳴のように喘ぐ事しか出来ない。
混乱する心とは裏腹にクリトリスは熱く剥き出て、じんじんと甘く勃起して痛んだ。

ズッ!ズッ!
ヌポっ、ヌポっ、ぐぶぐぷ!


「あぅ…っ、あ あぁ…あ、あんっ、や、ひゃぁん! ひぅ…あ、あ、ふぁあ…あーっ!」


薄い粘膜越しに、お腹の中で触手たちがグリュグリュと擦れあっている。
内壁を破られそうな恐怖におののき、そして沸き起こる奇妙な感覚に膣を濡らした。


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