男達によって、しゅるり、とサイドで結ばれていた紐がほどかれた。
ワレメを擦るようにショーツを引き抜かれ、姫子はたまらず泣き濡れた声をあげた。
露になった肌へとスマホが寄せられる。
クリトリスは勃起して既に剥き出て、恥部はぐっしょりと濡れて光っている。

(…おかしくなりそう…)

どこもかしこも男の熱い湿った掌が這い回り、唇が、舌が、指が、全身を犯していく。
群がられておもちゃのように弄ばれているのに、たまらなく気持ちいい。
ワンツーマンのセックスでは決して味わえない快感に、姫子はどんどん溺れていった。


「んン…っ、はぁ…あっ…あぁん…あー…いいっ…そこ…」

「蕩けちゃってるねぇ、顔も、体も、トロトロだ…。どこが良いのかな?」

「いやらしいクリトリスかな?」

「姫子ちゃんは、おっぱい痛いくらいが気持ちいいみたいだ」

「やっぱりオマンコ弄られるのが一番だよねぇ?」


乳首に歯を立てながら舐めて吸う男。
赤いクリトリスを摘まんで弄る男。
愛液が泡立つほど膣内を指で擦る男。
悶え喘ぐ少女を撮り続ける男。
ケダモノ達に群がられて悶える女。
淫靡で廃退的な世界が作られ、五人を飲み込み、狂乱が加速していく。


「姫子ちゃんは生でしたことないんだっけ? せっかくのお祝いパーティーだし、生セックスも体験しよっか」

「んん…っ…だめ…、生は…できちゃう、から、、っあ…、あ、…っ…」

「アフターピルあるから大丈夫だって。ねぇ姫子ちゃん…ほら…ガチガチの生チンポで犯されるの気持ちいいよ?」


お腹が熱く疼き、姫子の目蓋の裏がチカチカと点滅する。
今までそこそこ異性と“遊んで”きたが、生でセックスをしたことはない。
未知の快感を目の前にして、姫子の興奮が燃え上がる。

(あっ、あっ、そんなに擦り付けてこないで…)

ヌル…ヌル…
……ぬぷぅ…っ

亀頭の先端を出し入れして遊んでいた男は、そのまま腰を押し進めていった。


「あぁあん…ッ、だ、だめぇ…っ!」

「ダメじゃなくて“イイ”だよ」

「ほら、姫子ちゃん…生チンポどんどん入っていっちゃうね」

「うあ…あー……生ヤバイ……っ」

「めちゃくちゃ良さそうじゃん。早く突っ込みてぇ」


スマホのカメラに挿入される姿を撮られながら、姫子はぴったりと重なる肌に震えた。

(うそ…、あ…あ…っ、こんなの、知らない…っ)

お腹の中が拡がってズッシリと重い。
0.02oの薄い隔たりがないだけで、皮膚の浮き出た血管さえ伝わってくるようだった。
ぞくぞくと肌が粟立つ。
セーフティセックスを投げ出した背徳感が、姫子の性感を燃え上がらせる。


「初めての生チンポどう?」

「あ、ひっ、き…気持ちいい…、これ…だめ……クセになっちゃう…っ」

「生でするのハマっても良いからね、俺らがいくらでも相手してあげるからさ」


ギシ、ギシ、とベッドが揺れる。
膣内を擦り上げて奥を突いてくる生々しい感覚がたまらなかった。
滑りがいつもと違う。
姫子は激しく喘いで感じ入った。

(ほんと、これ、ダメ……っ)

ベッドの側に降り立った男が、おもむろに姫子の頭を掴むと、喉を反らすように上向かせた。
後頭部がベッドからずり落ちる。
逆さ向きになった視界、はっ、と息をもらせば、口の中に肉塊を押し込められた。


「んぶ…っ!!」


頬の内側に亀頭を擦り付け、上顎や舌の腹をズロズロと這い、先走りと唾液を掻き混ぜる。
男の腰が無遠慮に振られ、太い肉の塊が口内を越え、喉で暴れた。


「う、ぶ…っ、おっ、…んん゛…ッ!」


更に腰を押し進められ、姫子は目を見開いた。
舌の付け根を押していた亀頭が、嘔吐く収縮運動を逆らって奥へと潜る。
仰向けた首の角度のせいか、開かれた喉へと亀頭が侵入してきた。
呼吸を奪うように埋まった自分の喉で、ゴリ、と音が鳴った気がした。


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