『18歳になったお祝いに、記念の“パーティー”をしよう』

いつも“遊んで”いる男にそう提案されて、好奇心のかられるまま姫子は誘いに頷いていた。


――誕生日を迎えた翌日、金曜日。

登校を見送る母に「今日はお祝いしてくれる友達の家に泊まるから」と言って家を出ている。
夕暮れ時で混み合う駅のロータリーで、男と落ち合い、車に乗り込んだ。
そしてそのまま高速道路で県をまたぎ、別荘地へとやって来た。
ロッジには既に3人の男が待っていた。


「今日はよろしくね」

「姫子ちゃんて呼んでも良いかな」

「緊張してる? 怖くないからね」


ひとの良さそうな笑顔を見せる男たちの瞳は、ギラギラとしていて隠しようのないほどだった。
視線に囲まれて震えてしまう。
それが恐怖からではないのを、姫子は自覚していた。

中央にキングサイズのベッドが置いてあるだけの寝室。
いかにも“遊ぶ”ための部屋だったが、むしろ姫子は期待に頬を染め上げた。

(今から、この人たちと……)

いつも“遊んで”いる男が、手に持ったスマホを向けてきた。
カメラのレンズと目が合う。


「姫子ちゃん、自己紹介してよ」

「…撮るの…?」

「撮られながらエッチするの好きじゃん。もうマンコ濡れてるんじゃないの?」


言い返せなかった。
ショーツの中が湿り気を帯びてきている。
恥ずかしそうに頬を染める姫子が、カメラと見つめ合う。


「長谷川姫子です…。昨日、18歳になりました…」

「お誕生日おめでとう、姫子ちゃん。今から何するの?」

「お祝いで…皆で遊びます。……初めて、…乱交、します……」


じわじわと熱が上がるように体が汗ばみ、羞恥と期待と興奮で目が潤んでくる。
舐めるように爪先からカメラを上げていき、制服姿を映していく。
シンプルなローファー、黒のソックスに皺のない膝丈のスカート。
着崩れのないブレザー、リボン、白いブラウス。
染めたことのない真っ直ぐな黒髪。
“遊んで”いるようには見えない、清純そうな女子高校生。
じっと姫子の表情を撮ってから、一度動画が止められた。


「姫子ちゃん、靴はいたままで良いからベッドに乗ってて」


バサバサと乱雑に服を脱ぎ捨てていく男たちの股間は、既に勃起していた。
姫子はふるりと震え、官能的な溜め息をこぼした。
ベッドの上で座る無防備な体に、複数の手が這い回る。
大人の体をした男たちに囲まれる少女へと、再びスマホのカメラを向ける。


「姫子ちゃんは、学校では真面目な良い子ちゃんだけど、本当は気持ちいいことが大好きなビッチです」

「ふふ…、ねぇ…ちょっと、もう…」

「スカートの中に証拠があります。…姫子ちゃん、撮ってあげるから見せてよ」


男たちに撫で回されながら、姫子はスカートの裾を摘まんでするすると太腿をさらしていく。
グッとカメラが寄せられ、瑞々しい白い太腿を映した。
姫子は舌で唇を舐め、見せつけるように膝を立てて左右に開いていく。
てらてらとしたサテン生地に刺繍の入った赤いショーツは、左右でリボンのように紐で結ばれている。
優等生らしい身なりの少女が身に付けているとは思えない、男を煽るたぐいの下着だ。


「シミが出来るくらいびしょびしょに濡れてるじゃん」

「…恥ずかしい…」

「興奮するの間違いでしょ?」


男たちが唇を奪い合うように代わる代わるキスをして、身体中を指が這いまわる。
姫子の瞳はとろんとしていた。
欲望に爛れた雰囲気に飲み込まれていく。
息が上擦っていく。…お腹が熱い。
制服のブレザーとブラウスの釦が外され、リボンをしたまま前を開かれる。
ブラジャーのカップが上へと押し上げられ、張りのある若い柔らかな乳房が無骨な掌に包まれた。

(…なんか、これ、すごい…)

舌を絡めてキスをしながら乳首をこねくり回されて、もう一方の乳首を舐め転がされながら、濡れたショーツのワレメを擦られる。
3人の男たちに群がられる姿を撮られ、興奮でどうにかなってしまいそうだ。


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