山奥の温泉地にある旅館の若女将である姫子は、淡泊な夫とのセックスレスで性欲を持て余していた。
朝早くから始まり夜遅くまで働き通しで、欲求不満を晴らす時間も作れない。
姫子はその欲求不満を、数年前から、夫や職場にバレないよう注意を払いながら、仕事中に発散していた。


「わ、若女将さん…っ」

「ごめんなさい…でもお願い、寂しいの…ちょっとだけ付き合ってちょうだい…」


男性客の焦る声を無視し、姫子はズボンから取り出したペニスに唇を舐めた。

(ああ…っ、美味しそうなオチンチン…)

戸渡りを指でなぞって触れた睾丸を転がし、べろりと舌で舐めてから唇で咥える。
揉むように顎を上下させ、睾丸から竿へと舌を滑らせた。
うう…っ、と男性客は唸り、生き物のようにねっとりと絡みついてくる舌に、戸惑いを性欲へと切り替えた。

―――そう、姫子は旅館に泊まりに来た男性客を、自ら誘い体の交渉をしていたのだ。

初めは戸惑いを見せる男性客も、姫子の巧みな舌技に直ぐに堕ちる。
勃起してきたペニスの竿を手で硬く成長させながら、姫子は亀頭を口に咥えた。
つるりとした先を唾液でたっぷりと湿らせ、舌でカリを一周させるように舐める。
唇をすぼめて竿へと吸いつきながら、絡ませた唾液を滑らせてヂュルヂュルとゆっくりストロークする。


「うう…、…気持ちいい…っ」

「ん…チュル…んん…」


この男性客は一人旅ではなく、恋人と一緒に来ている。
彼女が砂風呂に行くのを知った姫子が、男性客を空いていた客室へと連れ込んだのだ。
恋人の存在も忘れ、男性客は姫子の淫らな舌技に酔いしれる。


「ヂュパッ……ん…、ああ…お客様のオチンチン何てたくましいの…」


唾液でテラテラと濡れてそそり立つペニスに、姫子は帯に忍ばせておいたコンドームを装着する。
着物の裾をたくし上げて帯に差し込み、ムチリとしながらもスレンダーな下半身を晒して、愛液で糸を引く下着を下ろした。


「寂しいココを、お客様のオチンチンで慰めてくださいな」

「わ、若女将さん…っ」


男性客に跨り、姫子はペニスの上に腰を落とした。
ヌル、と前戯もされていないのにも関わらず、姫子の秘部は簡単にペニスを飲み込んでしまった。


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