隣の部屋に住んでいるのは、まだ大学生になったばかりだろう、あどけなさの残る若い女だ。
たまたま顔を会わせたときに会釈をするだけの、ただの隣人。

ある時、ふと気付いてしまった。
女の部屋に男が訪れるのは知っていたし、付き合っている彼氏だと思っていたが、どうやら複数人いる。
その誰とも親しい様子で、言葉や態度で深い関係を匂わせていた。
このマンションは生活音トラブル対策がされているので、セックスの様子が聞こえてくることはなかったが…。

(見た目は大人しそうで、いかにも清楚なお嬢様風のくせに。あの女、ヤリマンだったのか?)

観察してみれば、5人の男がローテーションのように代わる代わると訪れている。
ホテルではなく自宅に招き入れていてブッキングしないのだから、どうやら割り切った関係らしい。

興味が湧いた。
あんな見た目をしていて、清楚からは、かけはなれた性生活をしている女。

好奇心を押さえきれず購入した盗聴器。
ちょっとした“ツテ”から、手に入れた彼女の部屋の合鍵。
女の留守中にこっそり忍び込み、部屋の至るところに盗聴器をしかけた。


* * * * *


仕事から帰ってきて、早速パソコンを立ち上げる。
お隣さんは既に帰宅していて、どうやら男を連れ込んでいるようだった。
はやる気持ちを押さえきれず、着替えもせずにイヤホンを耳に差し“音”を拾う。


≪ …… ≫
≪ …、ギ、…… ≫


『あー……気持ちいい…』

『んちゅ…、んっ、ん…はぁ… …チュッ…んぶ……んっ、んっ』


≪ ぢゅるっ、ヂュプッ、ぴちゃ…っ ≫
≪ ギシ… ≫


音から察するに、どうやら今はフェラチオを楽しんでいるようだ。
ジュルジュルと啜る下品な水音。
あの女が、小さな唇を開いて、口に咥えて舐めてすすってしゃぶっている。
音だけでも興奮するものだと、膨らみ始めた股間にベルトを緩める。


『あ〜…そこ、そこスゲェ良い…、なぁ姫子、喉突いて良い?』

『んぅ、ぢゅる、んふ… いーよぉ…』


≪ ギシッ、ギシッ、ギ、ギ、 ≫
≪ がぽっ、グポッ、グポッ、 ≫

≪ ギッ… …… …… ≫
≪ …… ≫


『……っ、っ、っ、、――…っは、げほっ、ゲホッ、ぅ、ぉえ……は、はぁっ』

『はぁっー…喉しまって気持ちい〜…、姫子、なあもう一回』

『はぁっはぁ、ちょ、…む、り、…んぐっ! んぶっ! う、うぐ…っぢゅ…ぐぼっ、お、ぐ…ぅ…ッ』


≪ グポッ、かぽ、かぽ、ぶちゅっ ≫
≪ ギシッ、ギシッ、ギ、…ギッ… ≫


苦しげな呼吸と呻き声に混じり、粘ついた音が鳴り続け、イラマチオの激しさがうかがえる。
おそらく女の頭に手を差し込み、髪を掴んで押さえ込み、腰を振っているのだろう。
アレは慣れている女じゃないと出来ないものだ。
扱いている自分のチンコから我慢汁が溢れてきて、亀頭や竿に塗りたくる。
女の狭い喉を想像して、先端を掌に包んで圧迫した。
ああ興奮する。


『…ぅ…あ…あー…出る、出る…っ、姫子、喉マンコに出すぞ…っ、ちゃんと飲めよ…ッ』

『ぐぅ、ぇ、お…ぶ……っ、グポッ、ちゅ…ヂュ、がぽっ、う、っ、……ッ』


≪ ギ、ギ、ギ、…――ギシッ!… ≫


ひときわ大きくベッドが軋んだ。
シンと静まり返る。
息を飲むような男の呼吸音。
女の狭い喉へ力任せに捻り込んで、そして射精している。


『……〜〜…っひゅ、げほっ、げほっ、ハァッ、は、ヒュー…ッ、ひゅ、ごほっ』

『はぁー…、気持ちいい…最高…』

『ぅえ…けほっ…、はぁっ、は、…んっ、う……濃すぎ…ドロドロじゃん…喉に引っ掛かってるんだけど…』

『姫子のために溜めてたザーメンだぞ、美味かったろ?』

『……ばか…、もう…』


その拗ねているのに甘ったるい、掠れた女の声に、チンコを擦っていた指がギュッと圧力をかける。
瞬間、鈴口から勢い良く精液が飛び出していった。
頭の中に浮かび上がった女の顔に、べっとりとぶちまけてやる。
映像もなく、ただ音を聞いているだけなのに、たまらない。


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