檻が開けきる前に、体を無理矢理ねじ込ませたオークが、姫子へと突進してきた。
逃げ惑う人間の女を簡単に捕らえる。
片手で細い腰を掴んで押さえ込むと、大きな手が姫子の胸元の布地を鷲掴んだ。

ビリィ…ッ!

姫子の纏っていた薄布は、オークの手によって簡単に引き千切られてしまった。
柔肌が惜しげもなく観衆に曝され、恥いることも出来ぬままオークに撫で回され、舐められ、吸つかれる。


「いやぁあああーー!!」


姫子の戦慄く唇から悲鳴があがる。
その絶望に濡れた声は、嗜虐を好むオークを高ぶらせ、歪んだ心根の観衆を楽しませた。

人間の女のか弱い力では抵抗もかなわず、両足を持たれて逆さまに持ち上げられる。
大きく開かれた両足の間に顔を埋め、女(メス)の匂いをしきりに嗅ぎ、よだれを大量に垂らした。
分厚く長い舌が、ベロリ、とあわい割れ目を舐めあげる。
女(メス)の匂いを色濃く嗅ぎ取り、口内に味わい、オークは歓声のような鳴き声で唸った。


「ひぃ…っ!! いや、いや、いやぁあ…っ!? あ、…ああぅ…うぅ…っ」


よだれまみれの舌が無遠慮にヒダを掻き分け、グネグネと膣へと潜り込んできてしまう。
オークは性欲の強い種族だ。
繁殖能力も高く、人間の女を攫って種付け、孕ませる事件も多発していた。
彼らは人間の女を犯すための“やり方”を本能で知っているし、対応するための“手段”さえ身につけていた。

ヂュルル… びちゃっ、びちゃっ
グチュ、ベチャッ、でろぉ…

姫子の恐怖で乾いたままの膣内に、粘着いた唾液を塗り込められる。
何度も舌を抜き差しし、たっぷりと濡らしていく。


「あぁ…っひぃ、…ああ…はぁ…っ、…ん…、あ…あ…ー…ん」


嫌がって泣き叫んでいた姫子の悲鳴が、直ぐに戸惑いに変わった。
オークの臭いネバネバの唾液を注がれ、塗り込められた膣内が、熱く疼きだしたのだ。
その熱は下腹部から四肢へと侵食していき、姫子の青ざめていた頬は薔薇色に染め上げられた。
たわわに揺れる乳房の先がピンと立ち上がっている。

繁殖行為を好むオークの体液には、あらゆる種族の“メス”に効く、催淫麻薬が含まれていた。


「あぁ…いや…いやぁ…っ ――はぁ…っ あぁ…ああん…」


グチョッ、ぐちゅぐちゅ、ジュルルっ

粘着いた音が大きく立てられながら、姫子の膣内は“オークのオス”を受け入れる“メス”へと変えられていく。
感じたくないのに身体がとけていく。
子宮がきゅんきゅんと疼き、オークの唾液とは違う潤いが、膣内に滲んできた。

フーッ、フーッ、フーッ

逆さまにされて頭に血が上り、危うく生死を彷徨うところだったが、漸く体を上向きに戻された。
両脇に手を差し込まれて、それこそ人形のように持ち上げられる。
熱気を纏っていきり勃ったグロテスクな巨根の上へと、姫子の華奢な身体は落とされた。


「ッひ……!! ひぃぎ…っああ…ああああーー…っ!!?」


太い幹に無理矢理ヒダを広げられ、引き裂かれる痛み。
ゴンッ、と押し上げてくる強烈な衝撃。
巨大すぎるオークのペニスが全て入りきる事はないが、それでも人間の女の膣内に埋め込まれてしまった。
ガクガクと震える姫子を、オークは下から腰を突き上げて巨根を擦り付けた。
粘着いた唾液と愛液が絡み合い、混ざり、摩擦によってゴプゴプと泡立っていく。
ショックに強張っていたはずの姫子の頬は、怪物のペニスに膣内を弄ばれていくうちに、再び赤く火照らせていった。


「はぁ…あ…っ は、はぁッ、や…やぁ…いや…ッ い、っ、ああ…っ!」


激しい痛みが熱い疼きに変わり、貫かれた衝撃はそのまま強い刺激へとすり替わる。
鉄のように硬く熱い巨根で擦られているのに、姫子の身体はほんの僅かの間ですっかり受け入れてしまった。


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