「こちらに背中を向けたまま、俺のチンポの上に腰を下ろしていけ」

「……っ、は…、…はい…」


座ったままの社長に背中を向けてローテーブルに手をつき、尻を突き出すようにして、姫子は腰を揺らめかせた。
片手を背後へと伸ばしてペニスを握り、自ら恥部へと導く。
破かれたストッキングと、ずらしたショーツ、濡れた割れ目に亀頭が飲み込まれていく。
姫子は必死に呼吸を整えながら、少しずつ腰を下ろしていった。

(…っ…あー… ああ…入ってきちゃう…っ、社長のが… これ、だめ… おちんちん硬いよぉ…)

ローテーブルとペニスから手を離し、代わりに社長の膝に手をつく。
猫背になっていた上体をあげて、膣内にペニスを咥えていく。
内壁を広げるその存在感、内側を押し上げてくる圧迫感。
震える尻が社長の太股にのり、姫子は質量に体を熱くさせた。


「っは、あっ、はぁー…ん…んっ」

「…お前の中は、狭くて、熱くて、たまらんなぁ…。ああ…チンポが包まれる…」

「はぁ…っぁ…、ぁん…あ…っ、ひっ…はぁ…ぅ…っ しゃ…社長…、お、奥は…っ」

「うん? 奥にもっと欲しいのか?」

「あ、あ、ちが…っ、ひっ、…っああ…、ん、あっ ――…いやっ…奥だめぇ…ッ はぁっ…あぁー…っ」


硬い肉塊に串刺しにされている。
沈み込んで咥えたペニスの亀頭が、ポルチオをグイグイと押し潰していた。
それが苦しくて、…怖いほど気持ち良くて、姫子はそこを刺激されることが嫌だった。
強烈な快感は彼女を飲み込んでいってしまうから。

(だめ、やだ、やだ、これ、…これされると、私、ダメになっちゃう…っ)

社長は姫子の懇願などそ素知らぬふりをして、震える細い腰を掴みなおした。
下から腰を揺する。
華奢な体がユサユサと上下に弾む。

ずぷっ、ヌチ、ズチュッ、ズチュッ
ぱちゅ、ぱちゅ、グリ、グチュッ、

溢れるほど濡れた膣はペニスをぴったりと咥え、しゃぶるように収縮した。
ギ、ギ、ギ、と皮張りのソファが軋んだ音を立てる。


「ひぃっ、ん…ッ、あ、…あっ…、あっあっ、あっ、あぁ…ん…っあぁん」


奥をゴンゴンと打たれ続けて、気持ち良くて、気が狂いそうだった。
お腹が熱い。頭が真っ白になる。
男好みに飼い慣らされた体では、もう声を押さえることも出来ない。

(だめ、だめ、…イッちゃう…イッちゃう…っ)

男のペニスの形を覚え込まされた膣内が、収縮して蠢き、舐めるように絡み付く。
姫子は駆け上がってくる痺れに、飲み込まれるように襲われた。


「っあ……イくっ、イくっ、…あっ、あぁ…あっ…〜〜…あー…ッ」


あっという間に絶頂に上り詰める。
頭の中が真っ白になる。
ビク、ビク、と跳ねるように体を震わせた姫子は、強張らせていた四肢をゆっくりと弛緩させた。
そのまま華奢な体は前へと重心をずらし、蹲るようにローテーブルへ手をついた。
ガクガクと腕や下肢が震えている。
きつく締め付けて纏わり付いてくる肉壺を味わってから、男はゆっくりとペニスを引き抜いた。


「姫子、こちらにおいで。抱き締めてあげような」


ことさら優しい声音で掛けられた言葉に、姫子は荒い呼吸のまま、ふらふらと身を起こした。
社長の肩に手をおいて膝の上に股がる。
ぬるぬると擦れあう互いの性器。
もどかしげに腰を揺らして、先端の丸みを捕らえ、ヌチュッ、とペニスを咥え込んだ。
大きく足を開いたまま尻を落として根本まで飲み込み、姫子はぶるぶると震えながら社長の肩に頬を寄せた。


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