姫子の両親は共働きで、どちらも遅く帰ってくる事が多かった。
低学年の頃は学童保育で迎えが来るのを待っていたが、高学年になる頃には一人で帰宅し、夕御飯も自分で作って食べるようになっていた。

―――その頃からだ。
姫子が住んでいるマンションに、危ない人が出るようになったのは。

#学校から帰ってきてすぐに、待ち構えていた男によって非常階段に連れ込まれ、わいせつ行為を繰り返された。
悪戯(ペッティング)だけで済む日もあれば、挿入されてしまう日もある。
非常階段へと連れ込まれた姫子がその日、どんな扱いを受けるかは男の気分次第だ。
暴力は振るわれたことはない。

好奇心旺盛だった姫子は早いうちから悪戯を許容し、快感に夢中になり、男に対しても従順になっていった。
怖かったのは初めだけ、痛くて泣いたのは処女を奪われたその日だけで、姫子は男の手によって性感というものを知らされた。

警察への通報も、両親への相談も、姫子はしなかった。

自宅の部屋がある階、その非常階段入口の扉の前に、男が立っている。
どこの階に住んでいるのかは分からない。
わざわざ訪れているのかも知れない。
誰にも言えない秘密の相手。
学校から帰宅した格好のまま、姫子は迷いのない足取りで近付き、2人は扉をくぐっていった。

* * * * * *


ぢゅる… ピチャ… ヂュ、ちゅぱっ


「ん…んん…ぅ…、ふ、…っ」


踊り場の隅で姫子は膝立ちになって座り、立ったままの男の股間に顔を埋めていた。
前後に揺れる小振りな頭。
黒髪に差し込んで後頭部を包んでいる男の掌が、時折、姫子の頭を力任せに引き寄せる。
小さな唇を目一杯押し拓き、ズルスルと長大なペニスを呑み込ませる。
ビクッと体を強張らせる姫子の喉奥に亀頭を沈め、ひきつけのような収縮を楽しんだ。
開放されたあとも、唾液を垂らして咳き込みながら、姫子は男のペニスにしゃぶりついた。


「姫子ちゃん…もういいよ、オマンコいじってあげる」

「んぁ…、けほっ、ん、…うん…」


大きく開かれた少女の口から、長大なペニスがズルリと解放される。
窄めた唇が亀頭を離した瞬間、膨張した肉塊は勢いよく跳ね上がって、我慢汁を散らし飛ばした。
姫子の唇からも、ダラ、と粘着いた唾液が垂れる。

(口のなか気持ちよかった…。おまんこも気持ちよくなりたい…)

体を起こした姫子は、両足から愛液で濡れたショーツを脱ぐと、ランドセルの上へと置いた。
立ち位置を逆にするように、姫子が壁に背中をつけ、男がその体に密着する。
柔肌の内腿に手を差し入れて、大きく足を開かせる。
愛液でてらてらと濡れた幼い割れ目。
恥ずかしがる間もなく、男の長い指が侵入してきた。


「っん…はぁ…っ、っ、ん…んー…」

「姫子ちゃん悪い子だね、もうビチョビチョじゃないか…。あれからオナニーした?」

「し、したぁ…、っ、でも…おまんこ…切なくて…」


いやらしい粘ついた音をたてながら、男の指が姫子の膣を弄くり回していく。
ザラザラとした場所を指の腹で執拗に撫で、奥まで差し込んだところにあるコリコリを指先で引っ掻く。
クリトリスは剥け出ており、男の親指が戯れに押し潰していった。
愛液が溢れ出て垂れ落ち、コンクリートへと丸いシミをいくつも作っていく。


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