姫子の体がひくひくと震え、堪えきれないと、官能に跳ね上がる。
細い腰がいやらしくくねり、身悶え、かすれた吐息がだらしなく零れる。
姫子の好きな場所も良い場所も知り尽くした男は、少女の体を今夜も“女”へと変えてしまう。

ジュルルルルッ!!


「っんあ……!? う、ん、んぅ…ッ」

「ヂュ…ちゅる……っはぁ…、もう良いよね…おじさんのチンポ、すぐ挿れてあげるからね…」


男が下着ごとズボンを擦り下ろせば、勃起したペニスが勢い良く飛び出した。
そのまま下も上も脱ぎ捨てて、障子を開け放った部屋の蚊帳の中、男と女は全裸になる。
官能を煽られて悶える姫子を、男は腕を引いて立たせた。
そして蚊帳から引きずり出してしまう。


「今夜は山からの風が降りてきてるんだよ。せっかくだ、夜涼みしよう」


そう何でもないように言いながら、縁側へと連れ出されてしまった。
開け放たれているとはいえ、室内だった場所とは違い、外から丸見えだ。
こんな夜中に出歩く人はこの周辺にはいないが、それでも丸裸にされた姿で居て良い場所ではない。
ましてやセックスなんて…。

戸惑う姫子などお構いなしに縁側に押し倒され、汗ばんだ背中が床板に張り付く。
身を竦ませる姫子の両足の間へと体を捻り込ませ、涎を垂らす亀頭を押し当てた。

(…えっ? あ、…あれ…?)

男の腰が沈んでいく。
ヌルヌルと濡れた感覚に過敏に反応して鳥肌が立つ。
…男が避妊具(コンドーム)を取り出した気配も、着けた様子もなかった。
姫子は顔をひきつらせて男を見上げた。


「っ、ま…待って…――!」


ぬぷぬぷぬぷ…っ
…――パチュン…ッ!

少女の濡れた狭い膣内を掻き分けて、硬い肉棒が進んでいき、やがてずっぷりと根元まで埋め込まれてしまった。
姫子の瞳が溢れた涙で潤み、唇を震わせながら男の肩に縋った。
肌が静電気を浴びているようにビリビリと痺れ、頭の中が一層あやふやになる。


「…生なのに挿っちゃったねぇ…。姫子ちゃん、今、生セックスしてるんだよ……」

「ひ…ひん…っ、やめ…やめて…、っあ…はぁ…、抜いて、ゴムつけてぇ…」


“初めて”の日に生挿入をされて以降は、男が持参したコンドームが使われていた。
妊娠させてしまったら好きに犯すことが出来なくなるからだ。
姫子の体で長く遊びたかったのだろう。

それなのに、今更、どうして。

少女の抵抗を難なく押さえ込むと、男は快楽を追って腰を振り出した。
野蛮な熱を打ち付けていくうちに、姫子の体は抗うことを忘れ、いやらしく男を締め付けるようになる。

ジュポッ、ズチュ、ズチュンッ
パチュ、パチュ、パチュ、パチュッ!


「っはぁ…ァ…、ん、んん…〜〜ッ、ひ…ひぃ…っ…ンぅ…はぁー…っ」

「ハァ、ハァ、…っは…気持ちいい…姫子ちゃん、気持ちいいね…?」

「んん…ぅ…ぁ……、っ、や…やだぁ…」


隣家とは離れているとはいえ、誰もが寝静まった深夜とはいえ、こんな場所でこんないやらしい事をしているなんて。
上向いた世界に逆さまに映る、塀も垣根もなく広がる田舎の景色。
散りばめられた星空が輝いている。
揺さぶられながら姫子は視線を縁側の奥へと流して窺い見た。
この先にある部屋で、祖父母は眠っている。

(…ごめんなさい…ゴメンね… おじいちゃん、おばあちゃん… お願いだから、今は、起きてこないで…)

こんなに悪い子になっちゃった。
知らない人と生でセックスしてる。
…気持ちいいって体が濡れちゃう。


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