制服の下はしっとりと汗ばみ、籠もる熱に浮かされながら、上がりそうになる嬌声を何度も堪える。
それでも漏れ出てしまういやらしい喘ぎ。
スカートを捲り上げられ、ショーツを太腿まで下ろした格好で、自分からお尻を突き出してセックスをしている。
「っはぁ… はぁ… う、うぅ……姫子ちゃん…姫子ちゃん…ッ」
「ふ…ぅうん…っ、ん、ん、ぁ…あは… っ は…ァ……――ン」
「すごいよ…こんな…ヌルヌルして、っ、はぁ…、締め付けて…しゃぶりついてきてる…。あー…イイよ…姫子ちゃんイイよ…」
「っんぅ…ーっ、ふ、ぁ…あ…、…め…だめ…こぇ…で、ちゃ…っ、あ、っ、んん…ッ」
扉の鍵がかかっていない玄関で、寝込んでいる友人が2階にいるのに、その友達の父親とセックスをしている。
即物的でいやらしい交わり。
堪らなく興奮した。
男とはもう何度もセックスしたが、こんなに大胆で興奮するセックスは初めてだ。
( ああ、気持ちいい…すごい…、こんな…、だめ…癖になっちゃう… )
とても悪いことをしている。
でもお互い止められない。
友人や彼女の母親を素知らぬ顔で裏切って、秘密の関係を結ぶスリルが最高に気持ちいい。
心臓がときめいて疼く。
体の芯から震え上がるような、気持ち良いセックスの悦び。
愛液が溢れてくる。
ごく平穏そうな家族が暮らすこの家で、玄関で、家主の父親との火遊びがたまらない。
「は…はぁ…、あ… あ っ…ィく…、イっちゃう…ッ」
「は、はぁっ、いいよ…、俺も、もう…っ」
高く上がりそうな声を押し殺して、吐息をこぼすように小さく囁く。
姫子の耳朶に舌を這わせながら、男も同じようにかすれた声で返した。
打ち付けてくる腰の動きが早くなる。
肌が打つ音が水音に混じる。
( あ、あ、ああ、あ…――ッ )
身体がグッと伸び上がった。
勝手に爪先立ち、火照った全身が強張り……上り詰める感覚を一気に味わった。
頭が真っ白になる。
収縮する膣内を硬いペニスが動き回り、――パンッ、とひときわ強く奥を叩いた。
肌が打ち合う音が鳴る。
そのまま突き出された腰に膣内をいっぱいに串刺しにされ、壁に体を押し付けられ、捻り込まれる。
耳元で「うっ」と男が唸った。
勢い良くスキンの精液溜まりに吐き出された、男のおびただしい劣情。
いつもより、長い。
姫子の痙攣する腰をガッチリと掴んで自分の股間へと引き戻し、がツン、ガツン、と突き上げる。
「はぁ、は、はぁっ、…ん…」
「ぁ、はぁん…ッ、ん、んん…っ」
トロトロにとろけきった繋がりをそのままに、姫子は首をひねって男と情熱的なキスを楽しんだ。
舌を絡めて唾液を混ぜ、唇を吸う。
ニュル…と愛液の糸を引いて、柔らかくなったペニスが抜かれていった。
男はドロドロのコンドームを抜き取り、精液がたっぷりと吐き出されたその口を縛る。
姫子もティッシュで後始末をした。
セックスの余韻でまだ疼いている。
「ああ…すごく良かったよ…最高だった…。どうしたものかね、癖になりそうだ…」
「ね、ヤバいよね…。すっごい興奮しちゃった…」
衣服を整えた後も、お互いの身体をなぞりあい、舌だけ触れ合うキスをする。
いい加減、何事もなかったかのように離れなければならないのに、スリルの気持ち良さに味をし
めてしまったようだ。
そろって2階の気配を伺う。
「…」
「…」
見つめ合って、キスをする。
男は娘と同い年の女の腰を抱き、夫婦の寝室へと連れ込んだのだった。
END
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