シートを倒して横になった男の上へと、姫子はその体を移した。
ガチガチにそそり立ったペニスの上へと跨がり、熱い吐息をこぼしながら姫子はゆっくりと腰を落とす。
熱くとろけた膣内に飲み込まれる。
ちゅプン…とペニスを全て収め、深い串刺しに姫子の背中は仰け反り、ヒク、ヒク、となまめかしく震えた。


「うぅ…っ、すごいな…。狭いのに柔らかくて…熱くて…チンコとけちゃいそうだ…」

「んぁ…あー…っ、はぁ…っ、おちんちん奥までキてる…あぁ…あん…おっきい…あぁ…硬い…オマンコ気持ちいいよぉ…」


カーセックスの性癖を刺激された姫子が、とろけた声で卑猥な言葉をこぼす。
たまらない、と男は姫子の尻たぶを鷲掴んで揺すり、腰を浮かせて捻り込んだ。
愛液がグチュリと溢れ、股間を濡らす。
男の肩に手を置き、姫子も腰を振った。
狭く静かな空間にパチュ、パチュ、と水音が広がり、姫子の嬌声もこぼれ、それもひどく淫らなものになっていった。
車体が不自然に揺れている。
あられもない女の声が林道へともれるが、それを聞きとめる者は動物くらいだ。


「あっ、あっ、気持ちいい…っ、あぁっ、あん、だめ…だめ…っ、イく、イっちゃう…」

「はぁっ、は、…くそっ、あー…ヤバい、俺も、イきそ…っ」


絡みついてくる柔らかで熱い膣内を、常よりも張り詰めたペニスで突き上げる。
立ち込める熱気といやらしい匂い。
汗ばむ身体に頭が痺れるほど興奮し、姫子も、男も、夢中になって追い上げる。
言葉にならない甘くただれた声がアーアーとこぼれ、姫子は爪先をギュウッと丸めた。

(―――っあ…!!)

全身を駆け抜けた痺れ。
絶頂に上がった姫子の体は、ペニスをめちゃくちゃにしゃぶって締め付け、男は蠢く肉壷を突き上げて射精した。
お互いに言葉も出ないほどの快感。
たっぷりと余韻を味わってから、姫子はそっと腰を上げて繋がりを解いた。
助手席へと移り、とろけた恥部を曝したまま、ドアに寄りかかって息を整える。
男は愛液でドロドロになったコンドームを外し、たっぷりと注がれたその口を縛って、ティッシュに包んで捨てた。


「はぁ…はぁ…、最高だ…姫子ちゃん、気持ち良かったよ…」

「んぅ…、うん…、私も良かったぁ…」

「カーセックスって良いもんだね…まだ興奮してる…ほら…」


ひく、ひく、と跳ねる身体を抱き締めていた姫子の手を取り、さほど硬さを失っていない男の股間を握らせる。
直ぐに二度目が出来そうだ。
姫子はうっとりと唇を舐め、頷く代わりにバッグからコンドームを取り出してつけた。


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