登場人物

シャンディア
『罪科の秤り手(ざいかのはかりて)』の称号を持つ女性のフレイムヘイズ。「裁き手」の異名で知られ、自身では調律できないものの、調律の手助けをすることができる。
見た目は14くらいの少女で神器“ジェノヴァ”は六角形の宝石のイヤリングで、左耳につけている。吊り紐がついた、大きな水盆を湛える天秤型の宝具『ウンディーネ』を部品に分け衣服の袖に隠し持っている。
二千年ほど前からフレイムヘイズとなっている、古株のフレイムヘイズの1人。長い歳月を経ているとは思えない天真爛漫な性格だが、フレイムヘイズとしての使命には忠実で冷酷な面も持ち合わせる。

“天壌の早瀬(てんじょうのはやせ)”ルファナティカ
シャンディアと契約している女性の“紅世の王”。炎の色は露草色。
“紅世”での神のような超常的存在の一柱であり、司る権能は『公正』と『釈放』である『天釈神』。
高きから低きへ流れる水を司り、契約者に水のような炎を与える異端の“王”で、『水の女神』とも称される。
落ち着いた口調でシャンディアをたしなめたりする。使命などはシャンディアの望むままにやらせ口出しすることはあまりなく、自分から力を使うよう言い出すことはない。


カムシン・ネブハーウ
『儀装の駆り手(ぎそうのかりて)』の称号を持つ男性のフレイムヘイズ。最古のフレイムヘイズの1人であり歴戦の古強者で、数千年の時を生きている。「壊し屋」の異名で知られ、現在は“紅世の徒”によってできた世界の歪みを修復できる、世界でも数少ない『調律師』の1人として活動している。
見た目は10に満たないほどの少年で、これまでの戦いで負った傷が全身に残されている(本来は消すことが出来るが、他者との思い出としてわざと残している)。神器“サービア”は飾り紐型で、左手に巻かれている。また、布で巻いた身の丈の倍はある長く太い鉄棒型の宝具『メケスト』を担ぎ持ち歩く。フレイムヘイズであるが故の存在感と違和感、見た目の年齢と傷だらけの外見によるギャップは見る人間を怖がらせてしまうため、普段はフードを深く被っている。
無双の怪力を持つ。フレイムヘイズの性質上、長寿は実力の証であり、最古のフレイムヘイズであるため戦闘力は現代でも名高い。
長い歳月のうちにフレイムヘイズとして精神が昇華した。表面上は穏やかな少年だが、内面はかなり老練としている。
「ああ」と最初に言うのが口癖で、誰に対しても敬語で喋る。

“不抜の尖嶺(ふばつのせんれい)”ベヘモット
カムシンと契約している男性の“紅世の王”。炎の色は褐色。
枯れた老人のような穏やかな口調で話すがカムシンに劣らず事務的かつ冷徹な性格で、「優しく見える非情」。
「ふむ」と最初に言うのが口癖。


ヴィルヘルミナ・カルメル
『万条の仕手(ばんじょうのして)』の称号を持つ女性のフレイムヘイズ。『戦技無双の舞踏姫』の異名を持つ。幼少期のシャナの育成に携わった育ての親の1人であり、いわば養育係。
外見は20歳前後、人形のように端正な顔立ちで、鉄仮面のように無表情な欧州系の女性。日常的にメイド服を着用しており、それに合わせて神器“ペルソナ”も通常はヘッドドレス型。“ペルソナ”は、戦闘時には糸にばらけ、周縁に鬣のようなリボンが生え、狐を模した仮面型へと変化する。
非常に生真面目で堅苦しく、礼儀正しく義理堅い、ぶっきらぼうで融通の利かない超頑固な性格(本人にも自覚あり)。表面的には理路整然とし、常に理想的で模範的な人物として振舞う。語尾に「〜であります」と付ける等妙に畏まった、古風な話し方をする。
カムシンらが御崎市を離れた後にやってきて、誤解と思惑から悠二の『零時迷子』を無作為転移させようと襲ったが説得されて断念。以後、シャナと暮らし力になる。

“夢幻の冠帯(むげんのかんたい)”ティアマトー
ヴィルヘルミナと契約している似た者同士の女性の“紅世の王”。炎の色は桜色。『寡言の大河』の異名を持つ。
常に寡黙で、口を開いても端的な単語や5文字以内の言葉しか話さない。可能な限り言葉を削るため、四字熟語の台詞が多い。


ゾフィー・サバリッシュ
『震威の結い手(しんいのゆいて)』の称号を持つ女性のフレイムヘイズ。『肝っ玉母さん(ムッタークラージェ)』の異名を持つ。高い戦闘力を誇り、長い年月を現代まで生き延びる女傑。
40過ぎの丸顔の中年女性で、修道女の姿をしているが、十字架は身に着けていない。神器“ドンナー”は蒼い十字の星型で、ゾフィーが被るベールの額に刺繍されている。
雷を操る。また、優れた戦略・戦術家でもある。

“払の雷剣(ふつのらいけん)”タケミカヅチ
ゾフィーと契約している古き男性の“紅世の王”。炎の色は眩い紫電。
古来より両界を行き来している歴戦の勇士であり、明哲な知恵者でもある。常に冷静で取りすましており、丁寧な口調ながら、的確すぎる故に辛辣な印象を与える。太古の“祭礼の蛇”との戦いにも、カムシンに『稲妻の剣士』と形容された当時の契約者と共に参戦した模様。



参考にしました。
Wikipedia

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