正直リボーンがツナを殴った時ほんとうに焦った。だってあの人凄い殺気だってるんだもの。やばい私の旦那死ぬ。殺人だから保険金いくらおりるのかなとか色々考えてしまったよ。そうなる前に止めたけど。寧ろリボーンだって死ぬまで殴ったりはしないでしょとディーノさんと話してたら「あいつ此処に車停めて直ぐにツナを撃とうとしたんだぜ」って言われ奴が本気だって事を知り止めに行った。なんだかんだと私に優しいリボーンのことだから今だ浮気を隠してるツナが許せなかったんだろう。そんな甘い世の中じゃねぇんだよ見たいな?わたしは別に肉体関係があったわけでもなさそうだしパオラさんいい人そうだったし(凄く可愛かったし)気にしてないんだが。それに向こうも彼氏さんと上手くいってなくてやっちゃった過ちとゆうかなんだろうね、取り合えず向こうもこっちも仲直りでノンプロブレムだよ。屋敷に帰った私はツナに内緒でリボーンに呼び出されお説教のようなものを受けながらツナを庇ってあげるのだった。何で私がツナを庇わなければならないんだ?途中から開き直り私悪くないじゃん取り合えずあいつしばらく長期任務で帰ってこれなくなればいいとリボーンに愚痴っているとツナが超直感か何かで察したらしく聞かれてしまった。お前はなんでこう私の都合が悪い時に来るんだよ。噂をすればなんとやら?て奴ですか。
身の危険を感じた私は逃走を謀ろうとしたがそれは呆気なく失敗に終わり腹黒い笑みを浮かべた彼に俵担ぎをされ久しぶりに熱い夜を過ごす事になったのである。ちなみにツナに泣いたり嫌だと言うのは逆効果で煽るだけだと言う事がわかった。鬼畜だよこいつ。
次の日腰が痛くて仕事にならなかったのは言うまでもないだろう。それより私の言ったことが本当になりツナが長期任務で3週間屋敷を空ける事になったのがびっくりだ。だからあいつやけに気合入ってたのかとかしか考えられない自分が女としてどうかと思いツナのいない3週間で乙女になろうと決意した。


「乙女ってかお母さんになりました」


任務から帰還したお疲れの旦那様にそう報告すれば涙を流して大喜びしてくれた。まだ膨らんでいないお腹をさすりながら声をかけるツナが可愛く思えたけどその時間が長すぎて蹴り飛ばした。一応任務帰りで弱ってるんだろうがそんなの知らん。性格が私に似ない事を祈るしかない。それにしても子供が男の子だった場合空気を読んで家継とか吉宗って名前を付けた方がいいのかな?どうせなら暴れん坊将軍の方をつけたいなじゃなくてあえて代を断ち切って私好みの名前をつけたい。いや、つけてやる。幸せいっぱいなツナが「お前はほんと大事な時に名前の傍に居てやれねーんだな」とリボーンに言われ一気にショックを受けていたのは見なかった事にしよう。実際ほんとうの事だ。赤ちゃんができたと分かった時ほんとは不安で傍に居てほしかったけどツナはマフィアのボスなのだからその妻の私も強くなくちゃね。なんか知らないけど「赤ちゃんが産まれるまで名前の傍にずっといる」と反省の仕方を間違えているツナに失笑するしかなかった。こんなお父さんでだいじょうぶですかね。


((名前はこんな俺いや?))
((あーもー、好きだよ大好きだよ))
((あれ?なんか適当じゃない!?))
((当たり前の事聞くからよ))


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