「副長!副長宛の手紙です!」
一人の隊士が持ってきた手紙がクールな彼を壊すのであった。
受け取った手紙はどこからどーみても普通の手紙だ。
いや、たぶん普通の手紙。
つーか、俺宛じゃなかったら普通の手紙だったな。
「これはねーだろ」
可愛いリボンとかラメでデコられた派手な封筒。
宛名には【トッシーへ】
「何でこんなあだ名で俺の元に届くんだよ。」
そう呟けば手紙を届けた隊士が「真選組でトッシーと言ったら副長でしょう!」と笑顔で答えた彼が床に這いつくばるのは早かった。
「こんなのよこす奴あいつしかいねーよ」
煙草をふかし彼は大きなため息を吐く。
(トッシーはやめろ)
←→