―田中太郎さんが入室されました― 田中太郎:こんばんはー セットン:ばんわー バキュラ:ばんわっす 田中太郎:おっと 田中太郎:今日も甘楽さんは居ないんですか… 罪歌:こんばんは バキュラ:いやースッキリしますよ、 バキュラ:このまま消えてほしいくらいですね セットン:そういやここ数日見ませんねー 田中太郎:罪歌さんこんばんは! 田中太郎:ちょ、バキュラさんw セットン:しかし珍しいですよね。甘楽さんが来ないなんて バキュラ:おっとつい本音が 田中太郎:そうですね…セットンさんはネット上での知り合いなんでしたっけ? 罪歌:すみません セットン:ですよー 田中太郎:罪歌さん謝らなくていいですよw 田中太郎:僕はリアルでも会ったんですけど… セットン:そうだったんですか 田中太郎:最近気になる噂があって バキュラ:ああ、あれかー セットン:噂とか言うと甘楽さんみたいですねw ―甘楽さんが入室されました― 田中太郎:噂をすればwww 甘楽:ちょっとちょっと〜何なんですかぁこのログは!ぷんぷん! バキュラ:うわ、 バキュラ:生きてたんですか 甘楽:もう!甘楽ちゃんがいなくて寂しかったからってひどいですよう! セットン:ばんわー 内緒モード甘楽:不快な噂を広めないでくれないかなー 甘楽:こんばんわ☆ 内緒モード田中太郎:でも目撃者も居るんですよ?臨也さんと静雄さんがホテルに行ったとか… バキュラ:その☆をむしり取りたいこのパッション 内緒モード甘楽:色々と事情があるの 罪歌:こんばんは 甘楽:バキュラさんへ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ バキュラ:ウザッ 内緒モード田中太郎:否定はしないんですね 内緒モード甘楽:まあ、よろしく頼むよ 甘楽:と、いうことで!甘楽ちゃんは元気ですから心配しないでくださいね〜っ☆ セットン:了解ですー バキュラ:心配するくらいなら死を選びますね 田中太郎:把握しました 甘楽:じゃ、挨拶も終わったことだし落ちますねぇ〜 セットン:あれ、もうですか 田中太郎:甘楽さんにしては早いですね バキュラ:地獄にですか、さよならー 罪歌:わかりました 甘楽:ちょっと嫉妬されちゃってぇ…… 甘楽:束縛するタイプだから大変ですぅ!では〜☆ 田中太郎:え バキュラ:は? セットン:へー。甘楽さんにもそんな人いたんですねー 罪歌:げんきなのは、いいことだとおもいます ―甘楽さんが退室されました― 「シズちゃんさあ…何がしたいわけ?」 チャットルームのウィンドウを閉じ、パソコンをスリープ状態にする。シズちゃんは俺のバスローブのポケットをまさぐっていた。 「タバコ…そろそろ吸わねえとやべえ…手前どこに隠しやがった…」 「ちょっとちょっと、変な所触んないでよー」 シズちゃんの手が太ももに触れた辺りで、俺が「やぁだー」と芝居がかったセリフを吐くと、シズちゃんは耳まで真っ赤になって俺から後退った。 「なっ…べっ…別にそんなんじゃ」 「もー。ラブホだからってそういうのやめて。きもい」 「誰がそんな事するかあああああ!」 ぶちりとキレたシズちゃんの攻撃を躱している間にも夜は更けていく。 チャットルームの四人にも、平等に。 続き |