メイドと執事と私と君

「文化祭今年何やるんだろーね。」
「もうそんな時期か。」
「去年何やったんだっけ?」
「模擬店?」
「焼きそば売った気がする。」
「気がするって…おいおい。」

模擬店、喫茶店、催し物、フリーマーケット…委員長が黒板の前に立って話をしている。あーだるいなー早く終わらないかなーなんて外を眺めながらぼーっとしていたら。隣のゆうに苦笑いされた。

『ってことで今年のうちのクラスの出し物は喫茶店に決まりました!』

(喫茶店かー。)

調理班、ホール班、買出し、裏方…。うとうとしていたらいつの間にか黒板のほとんどが文字で埋まっている。どうやら役割分担に関しては指名、挙手制らしい…

(委員長の字めっちゃ綺麗だなー…)

「どうするの?裏方?」
「調理がいいなー。あぁ裏方もいいなー。」

『ちなみに松井は執事で藤田はメイド。ホール班は強制だから。』
「「はっ!!!!(えっ!!!!」」
『はーい。次…田中さんは料理上手だから調理班ねー。』
「はいはーい。喜んでー。」

「メイド…」
「執事…」






「もしもし、珍しいね。松岡君から電話なんて。」
「さっき松井からメールがあった。」
「……?」
「絶対文化祭来いよって…何かあるのか?」
「へ…?」

少しの間沈黙が入る…

「でなんだったんだよ…」
「喫茶店でメイド服キルコトニナッタノデス…」
「どうして片言なんだよ、最後の方。」
「気のせい気のせい。」

「まぁ、楽しみにしてる。」
「ねぇ何でそんなに嬉しそうなの?」




メイドと執事と私と君
(やっぱり恥ずかしい、死にたい。)


文化祭当日凛にあわないように逃げ回る涼の姿が目撃されたとか





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ドラマCDの凛ちゃん可愛すぎて…!

とかいいつつヒロインがメイド服…w

ヒロインのイメージは
個人的には

涼は可愛い系。
ゆうは中性系。


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