「名無子」
『…やだ、やめてぇ…!!』
彼女が何を言っているのかわからない
ただ、この行為に没頭していたい
『い、や…もう、やめ…っ!』
名無子は何を言っているんだろう、叫んでるようだ
聞く気がしない
「…は…っ……、初めて…ヒトらしくなれた気がするよ…」
ゆっくりと腰を引いては強く突き上げる
『っ…ぃやぁ…!』
ヒトと言うよりケモノじゃないか。
歪んだ鏡の中の僕が言う
なんでもいい、何とでも言えばいい。
名無子と繋がっていられればなんでもいいんだ
『やだぁ!やだぁ!!もういやだ離してっ、触らないでぇ!!』
あぁ、いけない。
名無子が泣いている。泣いている?
なんで泣いているんだ?
なんでボクを拒絶するんだろう?
繋がっている場所からは白と赤がが混ざってぐちゃぐちゃになっていた
そういえば、ボクはこれを何時間していたんだろう
こんな汚い行為を、汚いものを彼女の中へ何度流し込んだのだろう
疑問は増えていくばかりで、どれも答えが見つかりそうに無かった。
ただ、彼女といるとどんなものも、行為も、うつくしくていとおしい…あ、ああ、泣かないで、泣かないで、大好きな君が泣くのはいたたまれない、悲しいよ、悲しい、ボクまで。
『な、んで、Nがなくの、』
「泣いてないよ」
『……やだ、って言ったのに』
「ごめん、ごめんね 」
彼女の震えた体を抱き締めて、額に口付けた
でも仕方ないんだ。
だって、美しいから。
美しいものは何度見たって美しい
もっと触れていたいんだ
『くるしいよ』
「……。」
その言葉は、抱き締めてることに対してなのかわからない
『私はおもちゃなの?』
「違うよ、名無子は玩具じゃないよ」
『寂しいんだ』
その言葉はボクに向けられたのだろうか
「…寒いだけ」
『うそつき、……ぅあ、っ…』
もうボクは何も言わず、名無子の首に噛みついて、先ほどの行為を再開した
歪んだ鏡を見れば歪んだ僕が笑っているように見えた
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ただのセックス中毒者じゃないか
ちなみに一番最初にループします(ぇ)
Nは性知識0だと願う
子どもがそのまま大きくなったような、それゆえに快楽から得るものは大きく、それが全てだと思ってしまったような
あ、すいません妄想垂れ流しでorz
最後まで読んでいただき、誠にありがとございました
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四ノ宮ナナ