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「買い物行くけど、来るか」

寝て起きて、次の日。銀さんにデートに誘われた。うん、デートじゃないね、調子乗ってごめんなさいって感じ。

「行きます」

扉を開けて、鍵を閉める。盗まれて困るものなんもないのにね。いや知らないけど。

「何買うんですか」
「色々」

うん。返事が雑。

「あ!」
「ん?」
「これ!…安い」

銀さんのユニフォームを見つけてしまった。あの流水紋?の模様のやつ。実は派手だよね、わりと。

「へー」
「似合いますよ絶対。買いだめしましょう」
「まあ、いいけど」

推しておいた。まあ別に私がなんも言わなくてもその内買うんだろうけど。でも、あの、インナーとかズボンも買うまでにどんな紆余曲折があるんだろうか。お洒落とか絶対気にするタイプじゃないのに。


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