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それから。
私の生活は激変し、毎朝きちんと起きて、学校へ行き、素敵な毎日を送るのだった。


なーんてわけもなくて。
そもそもいきなり早起きしろなんて無理に決まっている。
不登校児なめんなよ。

あれ?でも一回行ったから不登校じゃない?
いや、また行ってないし不登校児でいいよな。


だからとにかく、行きたくてもいけないわけで。
面倒くさいし、朝起きるのが。なにより、生活変えなければいけないっていうのも、簡単な話ではない。


「なーに不登校エンジョイしてるんでィ。まさか、不登校だったのもそれが理由じゃねーだろな」
「まさか。そこまでバカじゃない」


私鍵かけたはずなんだけど。そう言いたかった、しかし言えなかった。なんでいきなり現れたこいつは、私の家の鍵を持ってるの、正しく言えば合鍵だけどさ。犯罪だよ犯罪!
ついでに何を当たり前かのように心を読んでるの。

「いや作者が更新しなさすぎてキャラとかよくわかんなくなったからギャグで行こうかとか馬鹿な事言ってやした」
「合鍵は」
「お前がこないだ寝ぼけて投げつけた」
「……」

なるほど、そんな事があったようなー…気がする。軽くため息をついてモーニングティーなるものを飲もうと紅茶を淹れる準備をする。

「そいや、なんで不登校だったんですかィ?」
「さぁて、忘れた。もしかしたら本当に朝弱かったからかもね」

紅茶、いる?流れを断ち切ろうと聞くと、思いっきり顔を顰めてる沖田が居た。
こりゃ帰るかな、なんて思ったがスッと居間に座り込んだから驚きだ。

「人に学校サボらせる気かィ」
「別に。飲まなくていいよ?」
「……そいや、中間テストってものがありやしてね。」
「あぁ、大丈夫。頭はそこそこある方なの」

じゃぼじゃぼ。砂糖を必要以上に放り込む。嫌がらせ。うわぁ、いくら甘党の私でもこれは無理、あんまそう…。
スッと、コースターを取り出して沖田の前に置く。

「へえ、勝負しやせん?」
「は?」
「中間の点数で勝負するんでィ」
「かったほうが負けたやつになんでも命令出来る。よくあるやつでィ」
「……ふうん、いいよ。そしたら不法侵入しなくなるのよね」
「せいぜい強がってろィ」

なんて沖田はニヤリと笑って目の前にある紅茶をおもいっきり飲んだ。
頭はそこそこというか、かなりある方だから、多分勝てる。学校に行きさえすれば。



砂糖過多紅茶
(……甘すぎやせん、これ)
(そりゃ角砂糖どれだけ入れたと思ってるの)



キャラ崩壊なう!

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