小ネタ | ナノ


 乗り物に乗ると眠くなる

「ちょっとボス聞いてくださいよー」
「どうしたの?」
「今日朝バスに乗っていつものようにうとうとしてたらですね、なんかこう、髪をくいって引っ張られたんですよ」
「あなたまたバスの中で転寝したんですか。危ないからおやめなさいと言ったでしょうに」
「私乗り物乗ると眠くなっちゃうんですよ。それでですね、なにかなーって後ろ見たら、後ろに座ってたおじいさんが私の髪をすんすんって嗅いでたんですよね」
「「はぁ!?」」
「いやー、ほんとびっくりしました」
「びっくりしたじゃありませんよ!」
「それ、痴漢じゃないの!?大丈夫ほかになにかされてない!?」
「あー、はい。どうしようって悩んでたら先に降りて行ったんで」
「なんでそんなに落ち着いているのですか!どうみたって不審者でしょうなぜ運転手に報告しなかったんですか!」
「生命の危険は感じなかったしいいかなって」
「そんなのわかんないでしょ!馬鹿!」
「ば、馬鹿って、ボスひどい…」
「クダリの言うとおりでございます!もしなにかあったらどうするのですか!」
「でも髪の匂い嗅がれただけだし。ボスたちあんまりギアステから出ないから知らないかもしれませんけど、ライモン意外と変な人多いんですよー。だからこんなことで騒いでたら身が持たないというか、もう慣れたというか」
「それは慣れるべきじゃないと思う」
「ちなみに今までで一番怖かったのは、後ろに座ってた人が延々『お前のせいだ…殺してやる』みたいなこと呟いてたときですかね!」
「後生ですのでもう二度とバスで転寝はおやめくださいまし」
「そもそもバス使うのやめよ?ね?」
「ええー!?」

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驚くべきことにこれ8割ぐらい実話←


2012/05/07 22:20
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