「なんだかんだで、サンジ君ってナマエには素直よね」
「サンジー俺たち朝飯食ってるぞー?」
ナミとウソップはキッチンに入るが、重大な事に気付く。
「…ルフィ?」
この船一番の食い意地の張ったヤツの存在を…
「?」
「てめェなんで朝のスープ全部飲んでんだよ!!」
ウソップが叫ぶ。
「ルフィ…覚悟は出来てんでしょうね?」
ナミがルフィを睨む。
「ご…」
ナミのどす黒いオーラにビビったルフィが口を開く。
「ご?」
「ご?」
ルフィがペコリと頭を下げる。
「ご馳走さまでした!」
ドカッ!!!!!
* * *
「捕まえたぞナマエ!てめェ、まず言う事があるんじゃねェのか?」
とうとうサンジに捕まってしまったナマエ。
『ご…』
ナマエはサンジにビビりながら口を開く。
「ご?」
ナマエは手を軽く握って胸元に持ってくる。
『ごめんだにゃん♪』
ゴツンッ!!!!!
皆がおいしく朝ご飯を食べている最中、2人は頭にたんこぶをつけて船のお掃除をしていましたとさ。
ご飯戦争
(は、腹へったァー)
(……あたしも)
(は、腹へったァー)
(……あたしも)