ご飯戦争 (4)

 
 
 
「なんだかんだで、サンジ君ってナマエには素直よね」

「サンジー俺たち朝飯食ってるぞー?」



ナミとウソップはキッチンに入るが、重大な事に気付く。



「…ルフィ?」



この船一番の食い意地の張ったヤツの存在を…



「?」



「てめェなんで朝のスープ全部飲んでんだよ!!」



ウソップが叫ぶ。



「ルフィ…覚悟は出来てんでしょうね?」



ナミがルフィを睨む。



「ご…」



ナミのどす黒いオーラにビビったルフィが口を開く。



「ご?」
「ご?」



ルフィがペコリと頭を下げる。










「ご馳走さまでした!」








ドカッ!!!!!









* * *










「捕まえたぞナマエ!てめェ、まず言う事があるんじゃねェのか?」



とうとうサンジに捕まってしまったナマエ。



『ご…』



ナマエはサンジにビビりながら口を開く。



「ご?」



ナマエは手を軽く握って胸元に持ってくる。











『ごめんだにゃん♪』







ゴツンッ!!!!!





皆がおいしく朝ご飯を食べている最中、2人は頭にたんこぶをつけて船のお掃除をしていましたとさ。









ご飯戦争

(は、腹へったァー)
(……あたしも)


 


 
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