*****

「若頭っ」
久しぶりに戻った本宅の板張りの廊下で惣一は、呼び止められて足を止めた。
「坊は、坊は…どこにいるんですか。」
其処には惣一の舎弟に抑えられた黒田が焦燥に彩られた顔で立っていた。
「あ゛あぁ!?」
だがそんな黒田に対して、惣一が返したのは腹への強烈な蹴りだ。
ドォッと音がして見事な体躯の男が沈むのを許さず惣一はしゃがみこんだ男の髪を引っ掴む。
「テメェはよぉ…よくオレにそんなことを聞けるな。ア゛アァァッ!下種野郎がっ!
バラしてやるところを温情で生かしてやってるんだぞ、テメェがやったこと表に出してねぇだけ有難いと思え…いっそその面の皮を剥がしてやろうか?」
惣一はそして冷徹に嗤った。
「俺は…」
「…指を詰めてなけりゃあ詰めさせたが、それでも足りねぇ…
オマエがしたことの始末は何をしても払うことは出来ねぇと知れ。」
そして惣一は興味をなくしたかのように黒田を放り出し、廊下の先へと消えてゆく。
だからこそ気付かなかった…黒田が燃えるような目で彼を睨んでいたことに。



そして惣一は奥まった座敷の一室の前に居た。
「お呼びと伺い参りました、惣一です。」
「入れ」
失礼しますと一声をかけて襖をひらくと、浴衣姿で布団から身を起こした初老の男がいた。
どことなく惣一に似通った顔立ちの視線が鷹のように鋭い。
彼の名は月宮 源志。
現月宮組組長にして、惣一と黒琥の父だった。
その男の枕元に置かれた座布団の上に胡坐で座ると、父の口が開かれる。
「噂を聞いた」
「何のですか」
「…黒琥を惣一が隠したと」
父の言葉に惣一は片眉を上げると嗤う。
「そんな馬鹿なことを言う奴の心当たりはありますが、まさか真に受けた訳でもないでしょう。」
「申し開きはそれだけか?現に黒琥は本宅へ来なくなった…連れて来い。」
「ハッ、信用の無いことで。」
「そうだな、てめぇはオレの血が入ってるからな…信用出来ねぇな。」
父の言葉に惣一はカッと心臓が燃えあがるかと思った。

(俺も、好き好んで…この家に生まれた訳じゃねぇ。)

耳に甲高い女の声が聞こえた気がした、惣一が物心つく頃には母はすでに気が触れており、
父は惣一には極道の後継としての教育以外は構わなかった。
ひろいひろい檻のような屋敷で独りで立ってきた。

この男の血を継いでいる。
反吐が出そうだ。

「てめぇの命令をきくぐらいならよぉ…今ここで代替わりするか?」
そして懐のドスに手をかける。だが目の前の男は揺らぎもしない。
組を背負うということが、こうも人を落ち着かせるのかと惣一は舌打ちをして再び座りなおした。
するとそんな惣一を源志は静かな力強い目で見つめ、何かを決心したかのように口をひらく。

「てめぇを呼んだのは、そんなことを言いたい訳じゃねぇ…もっと大事な話があったからだ。」

それに惣一はスッと空気を変える、だてに若頭をしていない、息子が腰を据えるのを見るとと源志は口をひらき。

その言葉に息が止まるかと思った。

*****

その日、夏の暑さから入道雲が発達して、夕方には叩きつけるような雨と轟く雷が東京を覆い尽くした。
黒琥はすっかり馴染んだホテルの一室で読書をして惣一を待っていた、意外に惣一が手土産として持ってくる本は黒琥の興味をひくほど面白い。そして今日は外食すると約束した。
最近は出がけに惣一はクシャッと黒琥の髪をまぜる様に撫でる、その感触にも慣れてしまうぐらい黒琥は兄との生活を心穏やかに過ごしていた。
自分が極道なことも、カラーギャングを動かしていたことも、ここ1週間で遠ざかって平和だ。
蝙蝠もたまに纏わりついてくるが、偶に居なくなったり、天井からぶら下がって寝てたりと大人しい。

惣一にくっついてシノギに行くことはあるが、それも遊びだ。
そこで黒琥は惣一が自分に囲われたものには、凄く甘いことを知った。

ふと、そんな考えにふけっているとガチャッとドアが開く音がして黒琥は読みかけの本にしおりを挟んでテーブルに置くと玄関に向かう。
濃厚な雨の香りがした、玄関には高級なイタリアスーツをずぶ濡れにした惣一がドアに背を預ける様に俯いて佇んでいて。髪からもポタポタと雫を滴らせており、黒琥は瞳を見開く。
身嗜みは人に舐められないために大事にしている惣一がこんな風に弱っている風な姿を晒したのは…はじめてだった。
「どうしたんだよ」
つい窺う様に声をかけると、緩慢な動作で惣一の顔が上がって黒琥をとらえると彼の腕があがった。
呼ばれているからと、ここ数日ですっかり慣れたように側によると、濡れることもかまわずに掻き抱かれた。濡れた惣一の手は氷のように冷たく、ゾクッと震える黒琥の体を惣一は閉じ込める様に背がしなる程の強さで抱きすくめて耳元で囁いた。

「…オヤジの命が短い。」

その言葉に冗談じゃなく黒琥は震えた、心臓が鷲掴みにあったように絞り上げられる。
暫く反応が出来なくて、
「……ただの悪い夏風邪だって。」
やっと絞り出した声は掠れていて、声の出し方が分からなかった。
「あの狸野郎。そうと見せかけてたらしい…はは。
オレに仕事を全部任せてみたのも、それが理由らしいぜ。」
この兄が組の仕事の采配を全てしていたことも黒琥は今知った、知らずにこの兄が自分にかけていた時間を思うと何故か切なくなった。
囲われる様に抱きしめられているから顔を下から覗き込み、黒琥は兄が泣いていたのだと気付いた。
目元が腫れている、泣いていたもの特有の顔だ。


「兄貴?」


「ちがう」


最初、何を否定されたか分からなかった。
疑問に首をかしげた黒琥に、惣一はくしゃっと顔を歪ませて涙を溢れさせた。


「俺とオマエは、血が繋がってねぇっ」


ぽろぽろと涙が黒琥の頬にも雨のようにかかって、
黒琥はぼんやりと今、降りしきっている雨はこの男の涙だったのだと思った。
止め処なく溢れて止まらない涙に、胸が痛んだ。

血が繋がってないってどういうことなんだ、足りない脳みそで考えても考えても頭が真っ白だ。

「鈍いっ…テメェとオレは父親も違うって言ってんだよっ」

泣きじゃくりながら黒琥を抱きしめる惣一はまるで、血の繋がらない「弟」を離すまいとしているようにも思えた…血が繋がらないなら、自分たちとはなんなのか酷く脆くて、だからかもしれない黒琥は惣一にそっと触れるだけの口付けを贈った。

儚い熱を交わして・・・ゆっくり離れる。

するとそっと惣一が、壊れ物に触れるように黒琥の頬をその大きな手で撫でて、そこで自分も泣いていることに気付いた。互いに涙を零しながら真剣な表情で見詰めあうと、目の前の男の鮮烈な漆黒の瞳が綺麗で…黒曜石を切り取ったかのようだと黒琥は想った。

怜悧な男らしい容姿。大柄で、懐が広くて、艶やかな闇を纏う様に極道の若頭に相応しい男。

確かに黒琥とは目元がのあたりなど、容姿はあまり似ていない。
その大きな腕の中に閉じ込められる。それは黒琥に安心を与えてくれた腕だった。

だからゆっくりと惣一の顔が近付いて再び口付けられた時も抵抗する気など起きなかった。
突きつけられる現実が残酷すぎて、互いに傷を舐めあっているような気もした。
けれど目の前の惣一という存在に頭が真白になって、如何したら良いか分からない。
すると惣一が赤い舌で黒琥の唇を舐めて、
「つっっ」
驚きで僅かに開けた口の間から、スルッとその熱い舌が入り込んできてゾクリッと体が震えた。
「あっっやっ」
歯列をなぞられて、逃げようとした舌も絡め取られ、甘噛みされる。
思わず瞳を開けると、間近で情が滲んだ漆黒の瞳と視線が絡み合う。

熔けそうだ・・・心すら攫われそう・・・

クチュクチュッと唾液が絡みすぎて唇を離すと銀糸が二人の間を繋ぎ、その糸が互いを引き合うように唇は再び重なり、そのまま惣一は太腿で黒琥の足の間をわってグリッとペニスを押し上げてきた。
「ぁぁぁっ」
短く喘いだオレの無防備な首に今度は噛みつくようにキスを落とす。
チリッと走った痛みに跡がつけられていることを知るが止められない、その痛みにすら体の熱が上がっていった。
そのまま惣一はオレを掻き抱きながら縺れる様に歩きはじめて、歩きながらオレは惣一のスーツを剥いで…惣一もオレにキスをしかけながら服を脱がせて、ベッドルームまで時間をかけながら辿り着いて、押し倒されたときには互いに何も纏ってなかった。
こんな性急に自分が求めることも、求められることも無かった気がする。

欲で抱くのと違う、心が熱い。
この胸が感じているものは何なんだ。

大きな男の手がオレの何も纏っていない下肢を撫で上げてゆき・・・それだけで跳ねる体が止まらなくて、物欲しそうだ。
「ァッふぁっんっ」
また今度は噛みつくように口付けられ、思考がとろとろに熔ける、そしてキスでオレを蕩けさせると惣一が見下ろしてくる。ぼうっと見返すと、あんまりに目の前の男が愛しいものでも見るように見下ろすから、胸から何かが溢れてきて、この男を俺のものにしたくて堪らなくなってきた。

欲と違う、この感覚はなんだ。

そのまま啄む様にキスの雨が降る。
まず瞼に落ちて、そして次に眦、そっと額や頬に口付けの雨が降ってくる。
優しすぎる触れ方に何故か涙が出てくる・・・惣一がオレを欲で抱くんじゃないと分かる。
それがこんなに伝わるものだなんて知らなかった。
それがこんなに気持ちが良いことだと知らなかった。
躰が互いに反応して煽られる。
更に惣一が屈んでオレのペニスを銜えたからオレの脳髄は焼き切れるような快楽に呑まれた。
「ああああっっんっぅっぁぁっ」
「っ黒琥・・・」
玲瓏な惣一の声すら熱を煽って・・・頭を振っても逃げられない熱と快楽に包まれた。
「ああぁぁっはぁっ、あっ、はぁ、ぁっぁっぁっそこっぁっくるっぁっイっちゃっイクッふぁっ」
息が上がるのを抑えられない、すると惣一は俺のものがついた指をピチャリとなめ取った。
途端に羞恥心で言葉が出ない。色々超えてるけど、今のも何かが超えた。
あの惣一が舐めた・・・そして残った精をローションのように絡ませた指がオレの後孔をクチュリッと犯してくる。顔から火が出そうで、息が上がる、それすらも恥ずかしい。
「ぁっぁっぁぁ待っ、ちょっ待ってぇ、」
声が掠れて上手く出てくれない、クチュッとしなやかな指が押し入るように入ってくる感覚が鮮烈過ぎて・・・喘ぐ。体中が熱い、なんだよこれぇ。
「ゆっくり、落ち着いて息吸え」
惣一が中で指を曲げて、掻き回すように愛撫すると、ゾクッゾクッと快感が全身を駆け抜けた。
「アアあぁあっ」
軽くピュッと白濁が飛ぶ、嘘だろっ、それなのにナカを蠢く指は止まらずイイところを長い指に掻き回され、熱が這い上がってくるような感覚・・・頭が真白になって。

「やらぁぁっあああっイクッぁぁんっんっうっふはっぁぁ…ぁぁっ…ぁっ」

今度は空イキして、自分の体が紅潮して震えてベッドの上で仰け反った。
だがグチュッ、クチュリッってナカを掻き回す指はとまってくれない、水音が思考すら蕩けさせた。

「くそっいやらし過ぎだろうがっ」

ぼうっと男を見上げれば切羽詰った顔をしていて…そんな見慣れない姿にオレは笑う。
正直心臓が飛び出るぐらいに動いていたけれど自分からキスを仕掛ければ、チュッと返してくれる。
そんな些細なことに嬉しいと思った。

オレの媚肉が男が欲しいと疼く、暫く抱かれてなかったが男の味を覚えている体は惣一の手によって熟れてゆく。
ヌチュグチュクプッとイヤラシイ音が響いて、指が三本入るほどになると膝に腕を入れられて抱えられる。そのまま欲情した惣一に覆いかぶされて熱いペニスをそこにあてがわれた。
チュッと肉と肉が触れる音。
だがそこから何かを逡巡するように止まった動きにオレは惣一がオレを犯すことを恐れているのが分かった。抱かれたくないと泣きじゃくったのは一週間前、けど今は違う…オレがオレの意思で欲しいのだ。
「もうっくれよっアンタを一杯オレにくれよっ」
「っくそ煽んなっ」
グチュッと灼熱の肉棒がオレを穿って、熟れた媚肉を巻き込んで奥の奥まで突き入れられる。
「はあああああっっんっぅっぁぁっ」
そのままグチュングチュンと緩急を付けられて責められればオレは陥落して、覆いかぶさる男の背に縋るしかできなかった。
ギリギリとワザと背に爪をたてて傷をつくっても赦してくれる、仕方ないと笑うだけだ。

(気持ち良いっ気持ちイイって溺れても良い、だって受け止めてくれるっって信じられるっ)

こんな感覚は知らない。

「ぁぁぁああっもっとっもっとっ欲しいっもっとっ」
「バカっ煽んなっつってんだろうがっ」

ヌチュヌチュグチュッパンッパンッと強く強く中を抉られて、膝裏に入れられていた腕がオレの足を抱えなおして、グチュウッと奥まで惣一のでイッパイになると満たされた。
そして奥の奥をグリグリと掻き回されてチカチカと視界が白く染まる。
「ふああああんっぁぁぁっ」
軽くイッたかもしれない、そうしたらまた緩急つけて媚肉を突かれまくる。
「ほらっいいんだろ?オレのに絡みついて離れないぞ?」
そして先程、指でみつかった前立腺を集中的に突かれれば腰からあたりから立ち上る様に体中が快楽で震えた、爪先から脳髄まで全部が男の色に染まる。
あぁオレは惣一のモンにされてる。
それが不思議と幸福だって思えて涙が溢れる。
深く奥を突き上げられる刺激に、俺は空イキしながらペニスからも背をのけ反らせて白濁を零した。
オレを女に仕立て上げるような強い快感、いつまでも身体を蕩けさせる。
なにせ中でクチュッと少し抉るだけでイッてしまうのだ。
「ああああああっっ…っもうっ無理…なのに…ぁっまたイクっふぁあああっまたイクっ」
「くっ…もう少し付き合え」
そして空イキしてイキ続けて震えているオレの体を上から抑え込むと、惣一はラストスパートでもいうようにギリギリまで引きぬいた肉棒を奥まで力強くガツガツと穿つ。
「くはぁっううぅっっあああっ」
蕩けて震えて訳が分からなくなるオレに構わず、更に深く深く荒く小刻みな突き上げで揺さぶってくる。
イって痙攣してる中を奥の奥まで一杯に犯され、今まで感じたことない奥まで、こじ開けられてドロドロになって、男の背にまた傷を作るぐらい縋った。
「ぁぁっぁっぁぁ」
そしてドクドクッと精を一番奥に注がれて、震えるオレに惣一はそのまま噛み付くようなキスをする。
激しく絡まってくる舌。種付けされながら歯列を割って入った舌がもたらすキスは堪らなくオレを蕩けさせた。
最後に精を一滴まで種付けしようと惣一がズンっと何度も突き上げてきて、キスでとろとろの頭が白く染まった…オレは惣一のもので、惣一はオレのものだった。
蕩けきった体が自分のものじゃないみたいに大切に思えた。

合間にオレの名を呼ぶ声に。
惣一は「オレ」が欲しいのだと信じることが出来た。



事後に惣一は『大丈夫か』と尋ねてきた、それはオレの心の方なのか体の方なのかは分からないが…それだけで胸があったかくなるから不思議だ。
事後は普通だ、ベッドの横にある冷蔵庫から水を取り出して二人で回し飲みする。
惣一は上半身おこして横たわるオレの額の髪を大きな手で梳いた。

「俺は誰を憎んでたんだか…分かんなくなった。」

ぽつぽつと話される気持ちを、ただ黙って聞く。

「家族を顧みなかったオヤジか、心を病んだ弱い母か…月宮の家か。
何にも知らずに月宮に来たオマエか、オヤジを奪ったって聞いてたテメェのお袋か。」

そこまで話すとまた惣一は黒琥の前髪を掻き上げる様に撫でた。

「こうやって見ると似てねぇな」
「そうかもな」

ゆっくりと降りてくる整った顔は避けないで、触れるだけのキスをチュッと交わした。
そのまま惣一は横に転がって頬づえをついて黒琥を見つめる。

「てめぇの本当の父親は…オヤジの、右腕だった奴らしい。
抗争でオヤジを庇って盾になって死んじまって…暫くして妻子の存在を知ったとオヤジが言ってた。」

黒琥には父親の記憶はない、物心ついた時には少なくとも幼稚園年長の時には家にはオヤジが通ってきていて色々と買ってくれた。
たしかに世間一般から見て、かわった家庭の在り様だ…言われてみれば気付く。

「そんで小6で母親すら亡くしたテメェがあんまりにも憐れになって…養子にしたんだと。」
「知らなかった」
「ああ、俺もだ…それ全部聞いたらよ。オレが勝手にお前に辛く当たってたのも阿呆だろ。」
そしてクシャッと今度は髪を掻き回すように撫でられた。
その手つきはどこまでも優しい。

「死期が近いからって告白したオヤジを責められる筈もなし、オレは馬鹿だった。
死んでゆくオヤジにせめて兄弟仲良くするって言いたいしな。」

そして惣一は黒琥に微笑み、

「これからは頼むぞ、側にいろ…」

そのままゆっくり覆いかぶさる。

「俺のモンになれ。」

蕩ける様に絡められた舌、それがあまりに熱くて…気付くと陶然と黒琥は惣一が与える熱を受け入れていた。

そして丁度、その時…隣りの部屋で震えるスマホとメールの受信に気付かなかった。
差出人はakuma@yahoo.go.to.hell。
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新キャラクターが追加されました!

『ルート解放の鍵となる『兄弟の確執』条件を満たしたので新キャラクターが追加されました!』

◆攻略キャラクター◆

 <月宮SIDE>
主人公の兄
 月宮 惣一(ツキミヤ ソウイチ)    H度★★☆ 純愛度★★★★
(関東に広く勢力を誇る月宮組若頭。主人公の兄。男前。情に厚い。)

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そしてそれをあの蝙蝠が「面白そうだからメール削除〜削除〜♪」と言って削除していたことも。





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