朝日がカーテンを通して照らしていた。
フッと隣りを見ると、生まれたままの姿の真貴がいる。

彼女のすーすーという穏やかな寝息とは違って僕の方は思わず、抱きたい欲求が全身を駆け巡って、我ながら、どうしようもないなと思った。

結論から言えば、体の相性は最高に良かった。
こんなに気持ちが良かったことなんてない。

喘ぐ声も、しなやかな肢体も、乱れる様子も、淫らで綺麗で・・・愛おしいと思った。
彼女を、妻にした。
抱いた、ぐちゃぐちゃに。
歯止めが利かなくて、何度も彼女の中に精を放った。
思えば、本気で誰かを愛したことがなかったんだ。

けど妻の真貴を本気で抱いて、彼女が僕を全身で受け入れてくれてる時、僕は本当の意味で・・・人を愛した。

それが幸せだった、幸せだと思える自分の変化が可笑しかった。

そして僕は妻の頬にチュッと軽くキスをした、まだ眠る時間はある、もう少し彼女を抱いていたかった…




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