手酷く抱かれた。

「あああっ臨也っあぁっ」

対面座位で臨也のペニスを飲み込んでいると、否が応にも臨也の整った顔が瞳に映って胸が切なく痛む。
「シズちゃっいぃよっ」
汗をかいた男らしい臨也自身の匂いが、香水と混ざり合って欲望が煽られ、更に下からガツガツッと突き上げられる度にピュッと俺は精を少し飛ばしてしまう。
「ああんっあっいいっすげぇっいいっよぉっ」
男に突っ込まれて、感じてる背徳感がゾクゾクする、腰骨にあたる感じがスゲェイイ。
でもそれより臨也が俺を貫いて、俺に欲情してくれてるのが嬉しくて堪らなくて、欲情する。
「俺の美味しい?」
臨也の紅い瞳に俺が映ってる、
「美味しいっ臨也の美味しいっ」
淫猥な言葉も、グチュグチュに揺さぶられながらだと躊躇なく言ってしまう。
俺は、臨也に淫乱に仕込まれた。

最初から最後までゆっくり臨也の色に染まっていった。
これは普通のセックスだよって臨也は俺にいつも囁いた。

バイブを後ろに刺したまま仕事へ行きな、
尿道いじくってあげようね、
そうそう乳首も性感帯なんだよ、
シズちゃん、本当に可愛いね、
本当、淫乱の素質あるよ、

体に刻み込まれた沢山の淫猥な行為を思い出して、俺は知らず臨也を後ろでキュウッと締め付けていた。
「ハハッ」
揺さぶられながら臨也の笑い声が聞こえる。
快楽でとろとろに溶けた頭は、この声が嘲笑かどうかの区別もつかなかった。

陽が登っても俺は臨也に抱かれた。




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