「んじゃ、隠岐先輩によろしく言っておいてね。」「うん!」「遊んでもいいけど遅くなり過ぎないように。」「はーい!」「…過保護。」「何か言った?烏継先輩?」「何でもねぇよ。…鈴、行くぞ。」「あ、はい!レンちゃんまた明日ね!」「ん、また明日。(さて、花壇の水遣りに行きますか。)」「あれ…?(またこの花壇だけ荒れてる。)仕方ないな、…っ?!」「あ?おい、コイツ八重樫じゃねーじゃん。」「マジ?…女ぁ?何コイツ。」「(痛っ…もしかして、蹴られた…?)」「あー、女のカバンはっけーん。…相沢連里だってさぁ。」「もしかして八重樫が探してたレンリってコイツのことじゃね?」「はぁ?こんな地味なヤツが八重樫とカンケーあるわけねぇだろ。」「(悪かったな地味で。)…ぐっ、!」「あーぁ、髪掴んだら痛いっしょー!」「なぁ、お前八重樫と知り合いなわけ?」「…だったら、何…」「俺らの総長がさぁ、アイツに誘い断られてマジチョー怒ってんの。ボコりてーってよ。でも強いから下手にやれねぇんだよなぁ。…けど、お前使えばイケるんじゃね?って感じ。」「…あはは、イイ気になってんなよ。卑怯者。」「っ!」「ぁぐっ…!」「何コイツ、チョーシこいてんじゃね?ウゼー。」「何本か骨折っちゃおうぜ。」「それで八重樫の反応見てみっか。」(羊飼い、万事休す。)Prev Novel top Next