「それじゃボクは委員会行ってくるよ。」「うん、いってらっしゃーい。」「今日は烏継先輩と隠岐先輩と三人でご飯食べててね?いい、三人で、だよ?」「? うん、分かってるよー。」「ならイイけど。んじゃまた後でね。」「…あー、ったく風紀委員なんかやるんじゃなかった。何で昼休み削ってまで朝の校則検査の予定立てなきゃならんのさ?アホだろ、そんなの予定立てるほど難しいことじゃないじゃん。」「あ、連里ちゃん!」「ん?何………、どうかしたの…?」「それが…、」「さっき‘銀狼’が鈴ちゃんを連れて行っちゃったの!」「( な ん だ と ?)」「どうしよう、何かあったら…!」「教えてくれてありがと。とりあえず落ち着いて、今からボクも行ってくるから。」「え?!」「でも、殴られたりしたら…」「大丈夫。その時は逃げてくるから。」「あ……………………行っちゃった。」「大丈夫かな…?連里ちゃん。」「連里ちゃんなら何でも出来そうな気がするけど。」「うんうん、なんか分かるー!」「頼れる!って感じがするよね!」「(あんの馬鹿狼ども…!全然分かってないじゃんか!!)」(何事にも原因がある、その種を撒いたのは銀の狼。)Prev Novel top Next