01

例の夢を見て、ちょうど今日で一月が過ぎていた。
なまえは以前のように人を避けるようになっていた。シカマルと一緒に暮らしているといっても食事の時間以外は全くと言っていい程、顔さえ会わさない。そんな、あからさまな態度にシカマルもナルトも皆が不審に感じでいた。元々気の長い方ではないナルトがなまえを火影室に呼び出した。なまえは嫌々ながら、居候の身なので重たい足を動かした。
コンコン...


「……なまえです」

「入っていいってばよ!」


ガチャ
ナルトは直ぐ様気づいた。木の葉に来た時と同じ表情だと…人を避けるような目をしている。……なまえには俺と同じか、それ以上の闇があると…


「何?………ナルト」



prevnext