出会いが突然なら別れも突然だった。「忘れないで。僕はいつでも君の音色とともにあるよ、麻宮花梨。」この声を最後に私はアノ子と会っていない。あれはどういう意味だったのだろう…私の音色…私の音色ってどんな音だった?思い出せない。「君たちの音色で世界を音楽で満たしてほしいんだ!」私たちの音色…もうあの約束を果たせなくなってしまったから、あなたを見ることができなくなってしまったのだろうか…。それとも…。 - 15 - ≪PREV NEXT≫ 15/77 [top]