ある部屋で本人はみたらし団子を食いあさり、食べかすをきちんと纏めているが山の様に串がある

「ちょっと、幸哉!!団子ばっか食べるんじゃないっていってるでしょ!?」

そこに運悪く、オレンジ色の髪をしている少年が入って来た
部屋の有様をみて、大きく目を見開き、ギッと団子を貪ってる少年を睨みつけた。

「いいだろう!団子が俺を呼んでいたんだ!!!」
「んなわけあるか。」
「さくらにも食べて欲しいと言っているぞ!」
「俺様甘いの好きじゃないし…」

真田幸哉(さなだ ゆきなり)真田家の次男坊。
茶色い髪色で同色の茶色い目、片耳からは光って見えるピアス
後ろで長い襟足を結って、真っ赤な服を着ている

猿飛さくら、猿飛家の長男
目立つオレンジ色の髪を逆立て、バンダナで髪の毛の垂れ下がりを防いでる
片耳にきらりと輝くピアス

この2人は真田源次郎幸村の子孫、真田幸哉
猿飛佐助の子孫、猿飛さくら
血族は途絶えず現代にも繁栄している。

「?どうした、さくら?」
「ううん。なんでもない……。旦那、晩御飯入るよね?」
「無論!!!今日の晩飯はなんだ?」
「幸哉の好物と大将の好物。」
「な、なんと!!!」

のそのそと串を片付けていたのが一気に崩れ落ちる
目を輝かし耳と尻尾が見えるさくら

「(うっわー、幻覚が見えるよ……)だから――」
「ぅおおやかたさまぁあああああ!!!!!!」

さくらの言葉を遮って慌しく階段を駆け下りる

「……はぁ、俺様困っちゃう」

再び頭を抱えうな垂れるさくら

「すぅあすぅけぇえええ!!」
「あー、はいはい…」

一階から主の幸哉から呼び出された
その場からシュバッと消え、残ったのは食べ終わった団子の串だけ。

(なんのこれしきぃいいいいいい!!!)
(ぐはぁああっ!!!)
(殴り愛するんじゃないっていってるでしょぉおお!!?)
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