廃棄処分リコレクション

廃棄処分リコレクション



軋み割れる音と侵蝕される痛みの中で、
父親の背中を何度も見送った。
只、また優しく頭を撫でて微笑んでくれる日を待って。


不思議なのは、
幼い頃の思い出の中には父親の微笑みも、
母親の記憶も無いという事。


そんな可哀想な
独りの少年の思い出。





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