Dear*はゆ様
2021/07/15

おかえりなさい〜! こちら万全のお湯加減でお待ちしておりましたよ、バスタオルもバスローブも化粧品も完備しているのでゆっくりしていってくださいね。

及川くんの可愛さはまさにそこなんですよね、他者から見れば恐るべき「大王様」なのに、身内からは完璧に弄られ役という…青城の信頼関係が垣間見えるようで私、大好きです。
一徹ファンそれぞれの反応が真逆過ぎてお腹を抱えて笑ってしまいました。ハッピーセットとアンハッピーセット(笑) おかしい、青城内での及川の立場が…。
大変です、私のふっと浮かんだだけの妄想にはゆさんが完璧な後日談をつけてくれました…。及川の反応がどう考えてもチベスナになるしかなくて、関係のない私まで「はあ?」って声を出してしまいました…。さすがアンハッピーセットです。

ハリポタの愛の強さ、本当にわかります。
個人的にはもう合言葉は「愛じゃよ」だと思っています。それを言っておけば良いか、みたいな。
モリーって結構典型的な日本の母親、っていう感じ、しませんか? こういうのって世界共通なんでしょうか。子供を想うあまりあれこれ言い過ぎてウザッたがられるものの、成人すると良い付き合いができるようになるような、不器用な親子愛…。ただ、原作では良い年をしたビルにも結構やんや言っていましたね。なかなか子離れできない母…。それでも5巻でボガートと対峙した時、モリーの最も恐れるものが「家族の死」だったということがわかった時、やっぱり私はこのお母さんが好きだなあと思ってしまいました。
いや、絶対シリウスは品定めされているんですよ。だってフラーのことだって認めるまでにあんなにかかったんですもの。ユーフェミアとの違いも的確に私の想像通りでここはもう頷くこと以外できませんでした。

あのですね、127話の部分ですね、気づいてくださって本当にありがとうございます。
別に明記するほどのことではないですし、今回はピーターがメインというわけではないので文章化はしていないのですが、実はイリスのその台詞はピーターを追い詰める小さな一手でもあったんです。
もちろんイリスはピーターのことを「守るべきもの」だなんて思っていませんし、常に対等な立場、大切な友人として接していました。その部分だって、あの場の状況下で考えたら「無理に戦闘を強いる」より「自分の意思を尊重し逃げるなら逃げる」道を与える方が、イリスの「人には人の価値観があるから」という信念にも沿っていますしね。
ただ、もうイリスはあの頃の「ピーターと少し似た部分のある弱虫な女の子」ではなくなってしまいました。「イリスの価値観」では戦う選択肢しかなかった、でもピーターはまだ心のどこかで「イリスと自分は似ている」という意識が残っていたがために、
「ああ、彼女も僕をもう弱虫だと思っているんだ」
と(その時はそこまで冷静な分析ができていませんでしたが)思わせるに至ってしまったんですよね…。
実はこういう風に一言一言にラストへ向けた意味を持たせていたりするので、気づいていただけたことが本当に嬉しかったです(二度目)。どこまでもこの話を理解してくれているんだなあ…と感動してしまいました。語る場を設けてくださってありがとうございます。

私も解釈違いの拒否感は割と少ない方(というか仮にあったとしても「それはそれ」としてとりあえず飲み込んで読んでみるタイプ)なのですが…はゆさんがそんな風に心ない言葉を向けられてしまったと聞いてなんだかとても悲しくなってしまいました。
全てのものを受け入れられる、新しい価値観を楽しめる、それって最高なことなのに。
私は結構自分の中でキャラ像を固めてしまうのでそれが揺らぐことはないのですが、違う意見を聞かせていただけるのは(こちらは本当に全く拒否感なく)楽しいなと思えるので、そう言っていただけて嬉しいです。
そして、そんな風に悲しいことを仰った誰かの代わりに、私がはゆさんに言ってしまいますね。
こちらこそ、きっと私の話の色々なところにご自身が想像されているキャラクターと違う言動があったと思います。それでもその全てを噛み砕いて、理解して、その上ではゆさん自身の世界も見せてくださって、私はそれがとても嬉しいです。はゆさんみたいな方がいらっしゃるからこそ、夢っていうものはどんどん膨らんでいくのだと思います。
苦い経験はなかなか忘れられないと思いますが、私はそのままのはゆさんでいてほしいな、と思っています。だって雑食さんの方が絶対に色々な夢を楽しめるんですもの! 自信を持ってくださいね!

そしてですね!
私事なのですが、個人的に昔から「自分の作品を読んでくれた方が創作意欲を持ってくださる」ことが私の一番の夢でして!!!!!
はゆさんが再び筆を執るためのひとつのパーツに私がなれたというのなら、それ以上に嬉しいことはないと! 今日はもう晩餐会を開いてしまおうかなと! それほど嬉しくなってしまいました。
それに以前、はゆさんも昔は夢を書いていた…というお話も伺っていたので、ご自身で折られたなら私からは何も言えないと口を噤んでいたものの、ずっと「もう一度はゆさん、書いてくれないかなあ…」と実は心の底で思っていたんです。ダブルで夢が叶った気持ちです。
ぜひぜひ、そのレポートを見せてください。でも無理はなさらないでくださいね。はゆさんに言ってもらったお言葉そのままなのですが、ご自身のペースで楽しめることを第一に、提出期限なんてないのですから、ゆっくり進めていってください。




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