面憎い太陽(2/2)

家康現行犯(まだしてないけど)逮捕ぉおおおお!!!!
あああ、普段の私なら家康がこんな(変態)じゃなければ微笑ましく二人の仲を観察しているのに!
取り敢えず家康キモい!!キモい!!キモい!!私の弟(三成)に近付くな!!
ちょっ、三成が遠い目になってんじゃん!!三成との貴重な談笑を邪魔立てしただけでなく三成をこんなにしやがって!

「「徳川ァ…テメェいい加減にしねぇとぶっ殺すぞ。」」

あり?誰かとハモった?

「人間サマの家に押し入るとは躾のなっておらぬ狸よナ」

と思ったら、私のもう一人の可愛い弟分の吉継が素敵で無敵な笑顔で数珠を操り家康を吹き飛ばしていた。
なんて良い笑顔なの!なんて素晴らしい攻撃なの!お兄様感激!←
そのまま殺っちゃえ!

「っい、ったいじゃないか刑部。お前は相変わらず酷い男だな。」
「…ヒヒ、狸狩りも楽ではない。」

それはお前だ腹黒クソ狸。いや、もう狸じゃなくてレッサーパンダだな。今度からレッサーと呼んでやろう。
あれで生きてるのか…私も加担した方が良いかな?

「吉継、俺も手伝うか?(電撃の一発くらい浴びせてやるよ?)」
「どうぞ兄は三成に付いてやってくだされ。あの腹の黒い狸は我が払っておきますユエ。」

そう言って立ち上がろうとした私を制し、またも素敵で無敵な笑みで笑う吉継。

「そうか。なら任せるが…無理はするんじゃねぇぞ。(その笑顔が出れば一通り安心かな。ま、いざとなったら私が出れば良いか。)」
「委細承知。」

今日も青空の下で黒い笑みと黒い笑みとの睨み合い。
さぁて、私は見物しながら三成と甘味でも食べてようかな!


面憎い太陽


(不幸よ、さんざめくふりそそげ!破滅の行方よ、幸よ、福よ、塵と消え!我の望む世となれば!)
(ははは、まだまだだな!三成ぃいワシと絆しようなぁ!)
((おーバサラ技だぁ。レッサー煩いなぁ。)団子が美味いな三成。)
(もぐもぐ(放って置いて良いのだろうか…。))

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