「佐助、これはどうすればいいんだ?」
「あ、それはそこに置いておいて」
久々に、家に帰ってきた俺達。今は、コタが父上の頼みで使いに出ていた。
いつも、俺達の護衛で大変なコタの為に佐助指導の下、厨で菓子を作っていた。
「そうそう。流石幸村。初めてとは思えないよ!」
「いつも、佐助の作っているところを見ているからな」
「ふふ、うれしいなぁ///」
俺の言葉に照れる佐助。
可愛いな。
「っと、出来たよ!」
佐助の言葉に、皿を見ると色とりどりの和菓子がのっていた。
「で、ここに幸村が作ったお団子をのせてっと。後は、コタが帰ってくるのを待つだけだね」
「(俺がどうかしたのですか?)」
「あ、お帰り!!」
「お帰り」
「(ただいま戻りました)」
「あのね、コタに作ったんだ!」
「(これは…??)」
「佐助と二人で作った和菓子と団子だ」
「んとね、日頃の感謝の気持ちなんだ。だから、ちゃんともらってね」
「あぁ、大丈夫だ。俺達は俺達で別に団子があるからな」
「じゃぁ、部屋行って食べよ?」
「(あ、はい)」