鳥籠の中の鳥



「嫌ぁ…止めろ、ひぃん」
三人の男が寝台に絡まる。
動く度に寝台がギシギシと揺れる。
二人の男は捕らえた男を犯している。
魏の武将である夏侯淵は呂布に捕われてから毎日のように愛の言葉を囁かれ、抱かれていた。
いつか仲間が助けてくれると信じて快楽の責めに耐えていた。
そして今回は、夏侯淵の監視と世話役を勤めていた張遼も加わり二人で夏侯淵を犯している。
「やぁ、もう許して…ああっ、嫌ぁ!」
背後から呂布が激しく腰を打ち続ける。
「くく、締め付けてくるな。本当は気持ち良いのであろう?」
「ち、違う…俺は、やぁん!」
耳元で囁く呂布に夏侯淵は首を左右に振り否定する。
「呂布殿ばかり気持ち良くさせないで、私のも気持ち良くして下さい」
張遼は夏侯淵の口元に高ぶる陰茎を差し出す。
「さあ、貴方の口で気持ち良くして下さい…」
抵抗すればまた痛い思いをすると感じ、夏侯淵は言いなりのまま張遼の陰茎を口に含み愛撫していく。
強く吸って陰茎を扱き、先端を舐めて竿の部分を舐め回す。
「ふふ、だいぶ上手くなりましたな…女子がするよりも気持ち良いですぞ…」
夏侯淵の頭を優しく撫でる。
「んん…んふっ、ん…」
ぐぐもった声を挙げて世話なく口を動かす。
背後にいる呂布の陰茎が更に夏侯淵の最奥に届くように律動する。
「んんっ、んふっ!」
呂布の陰茎が夏侯淵の感じる箇所を何度も強く突かれた。
苦しくなって張遼の陰茎を口から離した。
「あっ、ああ…激しっ、よ…!」
「誰が口を離して良いと言ったのです」
張遼は無理矢理に口内に陰茎を差し込む。
「んんっ!」
張遼の陰茎を懸命に愛撫を続ける夏侯淵。
二人は夏侯淵を身も心も犯し続ける。
「妙才、愛している…」
「文遠も愛しておりますぞ…」
二人は夏侯淵の躯に精液を浴びせた。
二人の放った熱を感じながら、逃れられない責めに涙を流すしかなかった。
だが、体力も低下していた夏侯淵は絶頂に到達すると意識を闇に落とした。
意識をなくした夏侯淵は寝台にぐったりと横たわる。
「流石にやり過ぎましたか?」
「いや、これでいい…もっと快楽に堕として、逃げられないようにしてやる」
呂布は未だに夏侯淵が逃げるのだと思っているからであろう。
「張遼、お前もこいつを手放したくはなかろう?」
「はい、妙才殿を愛しております。手放したくはありませぬ」
「ならば、もっと俺達で妙才を愛してやろう。何も考えられなくなるまで」
「はい、呂布殿…」
呂布と張遼は更に夏侯淵に惹かれていく。
意識のない夏侯淵に二人は優しい口づけを落としていった。





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