略奪愛 〜蜀編〜A



関羽は舌で蕾を舐め始めた。
「ひうっ、やっ、汚い、止めろっ!」
「汚くないですぞ…夏侯淵殿の此処は」
舌先で突かれながら蕾の周囲をヒダの一枚一枚開かせるように舐めていく。
その舌のぬめる感触に夏侯淵は堪らずに声を挙げる。
「ふぁ…あっ、やあっ!」
クチュ、チュプ、ピチャリと濡れた音を挙げ更に執拗に舐めていく。
充分に蕾の入口がヒクヒクしながら拡がりつつある。
充分に濡れた蕾に関羽は指を二本挿入した。
「あぐっ…やっ!」
「力を抜きなされ。傷ついてしまうぞ…それに動くのもままならない」
関羽の指を食いちぎるかのように秘肉はギチキチと締め付けてくる。
関羽は背後から夏侯淵の耳を軽く舐めていく。
関羽の舌が動くと夏侯淵の身体はびくびくと震える。
劉備は夏侯淵の陰茎を再び掴み扱いていく。
「んあ、ああっ、やああっ!」
快感を与えれば身体から力が抜ける。
関羽はゆっくりと指を奥まで挿入する。
夏侯淵の内部は温かく、秘肉は指を締め付ける。
だが奥へと誘うかのように蠢いていた。
関羽の二本の指が内部でバラバラに動いていく。
時折、指を折り曲げ、しこりの部分を指の腹で押し付ける。
「あっ、ああ…やあ!」
関羽は前立腺の部分を責め続ける。
「嫌、あっ、関羽、ああっ、あーっ!」
一番感じる場所を責められた夏侯淵は引っ切りなしに嬌声を挙げる。
夏侯淵の蕾は関羽の指を更に三本も飲み込み拡がりを見せる。
深く挿入されて何度も擦られる。
気持ち良すぎる快感に何も考えられなくなる。
随分と慣れてきた様子に関羽は指を引き抜く。
クチャリと濡れた卑猥な音が酷く耳に残る。
「兄者…準備は出来ましたぞ」
「そうか…夏侯淵殿、私を気持ち良くさせて下さい。貴方の此処で」
劉備は夏侯淵の蕾に指を挿入し中を弄る。
「んっ、ああっ…やっ、劉備っ、はぁっ…」
「ふふ、随分と柔らかくなったものだ。まるで女の蜜蕾と変わらないな…」
「やっ、もう、許し、ひああっ!」
「ならば、自ら私のものを此処に入れてくれたらまたイかせますよ…」
劉備はクスクスと笑う。
「そ、そんな…、やっ出来ない」
「出来ないならこのまま放置しますよ」
劉備の言葉はあまりにも残酷であった。
中途半端に弄られた身体は解放出来ない熱情が募っていく。
触れただけで敏感に反応を返す。
だけど言いなりにならなければこの身体にある熱は解放されない。
「…夏侯淵殿、どうなさいます?」
「わかった…」
「良い子だな…」
夏侯淵は劉備の身体に跨がる。
そして腕を伸ばした手が掴んだのは劉備の陰茎を握り慣らしたばかりの蕾へと導く。
劉備の陰茎の先端部分が入口に宛がわれる。
夏侯淵はゆっくりと腰を下ろしていく。
「んっ、あああーっ!!」
自分の身体の重さを利用して劉備の陰茎を奥までゆっくりと挿入していく。
全てを納めた頃には夏侯淵の息は乱れていた。
「凄いな…私のものを全て飲み込んでるぞ…」
劉備は挿入された部分を指先でなぞる。
「あっ…はっ…」
苦しくて辛いのか夏侯淵の目尻に涙が浮かんでいる。
劉備は舌先で涙を舐めとる。
腰を掴むとゆっくりと律動を始める。
不安定で上手く動くのもままならない。
だが劉備の陰茎は確実に夏侯淵の感じる場所を突いていく。
「んあっ…あっ、はっ、劉備っ、んんっ」
喋っている途中で腰を動かされ、熱い劉備の陰茎に内壁をえぐられる快感に、夏侯淵は悶えた。
本当に淫らな身体をしている。
「本当にこの締め付け具合は癖になりそうだ…」
劉備も堪らない様子で吐息を吐く。
「夏侯淵殿…」
背後から関羽が顎を掴み自分の方へと向けさせると口付ける。
「んっ、んん、んう…」
何度も舌先を吸われながら舌で咥内を舐められた。
「はっ…」
「兄者、拙者もそろそろ入れたいのだが」
「雲長…我慢出来ぬか?」
「ええ、こんなに淫らな姿を近くで見ているだけで抑えられませぬ」
劉備が関羽の下半身を見ると高ぶる陰茎が切なげに震え、先走りの体液を流している。
脈打ち、はちきれそうであった。
「なら、ゆっくり入れてやれ…壊して使い物にならないのは困るからな」
劉備と関羽の会話を聞いて夏侯淵は青ざめた。
「ま、まさか…止めろっ!」
劉備が床に横たわると体勢を崩した夏侯淵は前屈みになる。
すると繋がっている場所が関羽の瞳に映り出す。
「やっ、見ないで…関羽っ、嫌あっ!」
関羽は夏侯淵の言葉を無視して繋がっている部分にゆっくりと指先を挿入する。
「やっ、痛いぃ、関羽、抜いてっ!」
ただでさえ受け入れる事をしない部分に熱い楔が突き刺さり苦しいのに更に拡げようとしている。
だがヌルヌルしている入口は貧欲に関羽の指を招き入れる。
グチュンと音とともに入口が拡がっていく。
関羽の指が更に増やされてグチュグチュと音を立てて何度も挿入を繰替えす。
「くあぁ、やっ、あっ、苦しっ…んぅ」
夏侯淵の蕾は随分と柔らかくなったとはいえやはり辛いようだ。
関羽は指を引き抜くと夏侯淵の腰を掴み、夏侯淵の蕾に高ぶる陰茎を宛てた。
「ひっ、無理っ、二本なんて、嫌あっ!」
夏侯淵は逃げようと暴れるが関羽が身体を押さえつけて逃がさないようにする。
「力を抜いてないと辛いですぞ…」
そう言うと関羽の陰茎が狭い蕾を押し開いていく。
「うあああっ、あがっ、あ゙あ゙っ…!」
あまりの痛みに夏侯淵は涙を流しうち震える。
関羽の楔がすっぽりと納まると夏侯淵の蕾は信じられない程に拡がっていた。
「入りましたぞ…」
「凄いな、雲長のものまで飲み込むとは…やはり淫乱以外何者でもないな」
劉備はクスクスと笑う。
「兄者の言う通りに夏侯淵殿の此処は名器と言ってもいいぐらいに気持ち良い。癖になるのもわかりますぞ」
関羽も堪らず吐息を吐く。
劉備と関羽は同時に動き出す。
「ひぎっ、やっ…あっ、動か、ない、やああ!」
夏侯淵からはとめどなく涙が零れ悲鳴を挙げた。
快楽とは程遠く、苦痛を与えられ続ける。
夏侯淵の陰茎はすっかりと痛みの為に萎えてしまっている。
関羽はゆっくりと萎えた陰茎を掴むと扱いていく。
少しでも痛みを和らげようと何度も扱いた。
「んっ、ふっ…はっ、あんっ!」
陰茎を扱かれ続ければ夏侯淵から甘い嬌声が漏れていく。
二人はゆっくりだが、確実に夏侯淵の前立腺を集中的に突いていく。
二つの亀頭がしこりを擦り上げていく。
その与えられる刺激に段々と艶やかな声を挙げた。
痛みが引くと強烈な快感に身体は支配されていく。
「はっ、ああ、あっ、あー!」
「気持ち良くなってきたな…」
「ふふ、本当に淫らに唏いて可愛いですぞ…」
二人は夏侯淵の様子を眺めながら更に快楽に堕ちるように責めていく。
夏侯淵は深い挿入に、堪らず吐息を吐き、引っ切りなしに唏き続ける。
そして快感に酔いしれた三人は絶頂を迎えた。
絶頂の余韻に浸る暇も与えず、劉備と関羽は更に夏侯淵の身体を貪るかのように犯していった。



それからと言うもの昼間は普通の暮らしを続ける夏侯淵。
だが、夜になるとその暮らしは一変する。
劉備と関羽の性処理の奴隷として生きる事になる。
媚薬を仕込まれた身体を震わせ、責め立てる二人の男に腰を振り喜ぶようになる。
「ああ、もっと、もっと、頂戴っ!淵の此処、もっと犯してっ!」
快楽の虜となった夏侯淵は淫らに乱れていく。
「随分と素直になったものだな…」
「この姿を夏侯惇殿に見せたらどんな反応を見せるか楽しみですぞ」
「だが、返す気にはならないな。死ぬまで寵愛してやろう…」
「そうですな…もう国に帰る気も無いだろう…」
二人に腰を振り喜ぶ夏侯淵の姿を見ながら嘲る。
夏侯淵はただの性処理の道具と扱われたが二人の寵愛は飽きる事なく続いた。





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