小ネタ集
羽&忠×飛

※無双オロチ設定。

どうしてだろう。
何故が視線を感じてならない。
自分は鍛練していただけなのに。
いつのまにか来ていた、雲長の兄者と忠勝。
仲が悪い訳ではないだろうが会話がないから静かに感じる。
蛇矛を振る動きを止めた張飛は二人の方を見る。
「兄者達、ずっと見てるのはいいが会話しないのかよ?」
「拙者はただ…翼徳を見ていたいだけだ」
「はあ?何で、兄者も鍛練すればいいのに」
張飛は疑問が湧いた。
「忠勝もずっと黙ったままだが、どうしたんだ?」
「張飛殿の動きに見とれてた…」
「み、見とれてた?」
「張飛殿はやはり尊敬に値する武勇の持ち主だな」
忠勝はそう言うと張飛を抱きしめた。
「ちょ、忠勝!?何をするんだ!!」
張飛が忠勝から離れようとするがびくともしない。
「忠勝殿…翼徳から離れてもらおうか」
「否と言ったらどうする?」
忠勝は挑発的に呟く。
「翼徳は拙者のものだ…忠勝殿にはやらん」
関羽は忠勝から張飛を奪うように引き寄せ抱きしめた。
張飛の汗の匂いが鼻を霞める。
「翼徳…久しぶりにお前の温もりを感じる」
「あっ、兄者…離れてくれ」
張飛は戸惑っていた。
最近は一緒に行動する事がなかった為か関羽は一向に張飛を離す気配はなかった。
「まさか兄者、寂しかったとか?」
「その通りだ翼徳…」
関羽は更に抱きしめる腕に力を込める。
愛しいからこそ、余計に離れたくない。
「拙者も張飛殿が側に居てほしい…」
「忠勝…お前」
「拙者は張飛殿が好きだ」
忠勝と関羽は張飛に愛情を向けていた。
それが歪んだ愛情だとしてもその気持ちは嬉しかった。
「雲長、忠勝、ありがとうな…」
「俺も二人の事が大好きだぜ…」
そういうと、張飛は二人の頬に軽く口付けをした。
「今はこれで勘弁してくれよ…だから離れてくれないか?」
張飛は照れながら呟く。
「無駄だ翼徳…今ので抑えてた理性が吹き飛んだ。最後まで相手してもらおうか」
「げっ、マジかよ…」
「拙者の相手もしてもらおうか張飛殿」
「忠勝、お前まで」
張飛は逃げようと暴れるがびくともしない。
「「覚悟はいいか…」」
二人の欲望を含んだ呟きに青ざめた。
「ひいいぃぃっ!!」
張飛は二人が気が済むまで抱かれる羽目になったとさ。




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16th.Oct.2012


 
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