小ネタ集
惇淵

※夏侯淵無双5没衣装設定です。

夏侯淵は肌を露出した衣装を着ていた。
曹操がたまには奇抜な衣装を着るのも良いだろうと張コウと選んだらしい。
渡された衣装をいざ着てみると確かに奇抜だが、これは肌を露出していて戦場では怪我をおう危険性が高いだろう。
だが、露出する事で、敵を動揺させる事も出来よう。
でも夏侯淵は恥ずかしかった。
筋肉と脂肪に均等に覆われた身体は日焼けしていない為か白い。
まるで男を誘う女人のように色気があった。
そして結い上げた髪の為かうなじが欲情をそそるのを夏侯淵は気付きもしない。
その為か油断すると背後から抱き着かれて胸を揉まれる事があった。
その話を夏侯淵自身から伝えられると夏侯惇は危機感を持った。
「淵よ、その衣装は着るなと言っていた筈だが?」
「ごめん惇兄、以前の戦装束は手入れ中なんだ。暫く着れないからこの衣装を着てんだけど」
「言えば俺のお下がりでよければ貸すぞ…」
「いや、それはいいよ。だってサイズが合わないし、似合わないし」
夏侯惇の提案を夏侯淵はきっぱりと断った。
「だがそのままだとやばいだろ。また誰かに胸を揉まれるのではないか?」
と、言いつつ夏侯惇は夏侯淵の胸を背後から揉んだ。
「ふあっ、あっ、誰彼構わず胸を揉む惇兄に言われたくない…」
夏侯淵は思わず、夏侯惇の鳩尾に肘鉄を叩きつける。
「ぐはっ、あう…」
「全く、油断も隙もないな…」
「淵、とにかくだ。その姿で戦場に出るな。襲われてしまう…」
「俺はそんなに弱くない。平気だ…」
「駄目だ!」
「嫌だって言ったら嫌だ。俺が何を着ようが関係無いだろ…」
「あるっ!良からぬ奴らに淵の身体を汚されるだろうが」
(良からぬ奴って、それって惇兄じゃないのか?)
夏侯淵は心の中でツッコミをする。
「なら、惇兄がこの衣装きたらどう?」
「俺には似合わないな…淵に似合わように造られた服を俺が着てどうする?」
「動き易いから勧めたんだが駄目か?」
「ああ…」
「とにかく、その姿で戦場に行くならばこちらも考えがある」
夏侯惇の良からぬ考えに夏侯淵はゾクッと背中に悪寒が走った。
「拘束して仕置きをするぞ…」
「それは勘弁してくれ惇兄!」
「なら外套ぐらいは羽織っておけマシだからな…」
「わかったよ」
夏侯惇の言葉に夏侯淵は仕方なく従うのであった。




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18th.Dec.2011


 
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