小ネタ集
惇&惇×淵

朝起きたら惇兄が二人いた。
寝ぼけているのかとまた横になり眠ろうとするが左右から話し掛けられる始末。
頼むからこれは夢であって欲しい。
「淵、起きろ…」
「朝議に遅れる。早く支度しろ」
夏侯惇は何もなかったかのように話してくる。
顔を上げるとやっぱり見間違いではないとわかった。
「と、惇兄だよな…?」
「「ああ、そうだが…どうしたんだ淵?」」
見事なステレオヴォイスで返事される。
「なんで惇兄が二人いるんだよ!」
「さあ、俺はわからない」
「朝起きたら二人になっていた…」
ちょっ、なんで興味もなく無責任な話しをするんだ。
「そこは驚く所だぞ…」
夏侯淵は溜め息をついた。
「俺はまだ夢でも見ているのかな?」
「夢ではないぞ、現にお前の感じやすい部分は把握しているからな…」
夏侯惇が突然、夏侯淵の耳たぶを軽く舐めて息を吹いた。
「止め…嫌だっ」
「淵は胸も感じやすいだったな…」
もう一人の夏侯惇は夏侯淵の胸を揉んでいく。
胸のいただきを指先で摘み捏ねくり回す。
「あっ…はあっ…止めっ」
夏侯淵はビクビクと身体を震わせて二人の夏侯惇に訴える。
「本当に可愛いな…」
「なら今から俺達で淵を愛してやろう」
「妙案だな…」
「駄目だってこれから、会議があるんだろ?だから止めてくれ」
夏侯淵は必死に逃げようと暴れるが身体はびくともしない。
「お前を愛でる時間を最優先にしたいから会議には出ない」
「ちょっ、何言って…」
夏侯惇の言葉に夏侯淵は焦った。
こんな朝から二人の夏侯惇に抱かれる羽目になると厄介になる。
「俺達から逃げられるとでも思ったか…」
「おとなしく俺達に抱かれるんだな…」
「止め、嫌だああっ!」
夏侯淵は結局、夏侯惇に抱かれる羽目になった。
二人同時に愛撫を受け、甘い声を挙げ泣く夏侯淵は二人から見たら妖艶で欲情を煽る姿にしか見えなかった。
夏侯惇が本来一人に戻ったのは夏侯淵を抱いた事がきっかけになるとは露知らず。
結局は夏侯淵は喰われ損になる。
「腰痛い…動けない」
「済まなかった淵…」
「惇兄なんて嫌いだ…」
「淵、すまない。反省しているんだ、許してくれ…」
「なら看病するなら許してやるよ…」
「わかった…」
夏侯淵が目覚めたが、嫌い発言をされてしまい、夏侯惇は激しく反省し、看病に勤めたのであった。




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18th.Dec.2011


 
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