小ネタ集
羽→飛←忠

※無双オロチ再臨ネタ

長篠の戦いで忠勝が張飛を万人の敵が仲間として見ていたがどうやら少し違うようだ。
忠勝は張飛を大切に扱う。
敵に襲われそうになれば体を抱き寄せ敵から護ろうとする。
まるで女子を守るかのように。
「忠勝…ありがとうな。いい加減離してくれ…」
「いや、張飛殿が無事で何よりだ」
見上げて忠勝を見ると忠勝は微笑み張飛に呟く。
未だに腰に腕を回された状態で密着されたら恥ずかしくて体温が上がった気がした。
「あの…忠勝、頼むから離してくれ」
「嫌でござる。暫くは張飛殿を感じたい」
「なっ、何を言って…」
「拙者には張飛殿を好きでござる。だからこの手で守りたい…呂布になぞに手を掛けさせたくない…」
「忠勝…」
忠勝のさらりと告白されて張飛はどうして良いのかわからなかった。
さすがにやばいと感じたのか忠勝から離れようと身体を突き放すように押すがびくともしない。
「張飛殿…」
忠勝がゆっくりと口づけをする。
だがその寸前で声が掛かる。
「翼徳、どうした…忠勝殿も如何した?」
「あっ、兄者…」
張飛の義兄である関羽が後方の守りを固めていた筈なのに前線にまで来ていた。
「忠勝殿、翼徳を離されよ…」
「…嫌と言ったらどうする?」
「翼徳は拙者の物、忠勝殿でも容赦はせぬ」
「ちょっ、兄者、何を言って…」
「事実であろう…」
関羽が忠勝から無理矢理、張飛を引き離し抱きしめる。
「翼徳、拙者以外の男に抱きしめられるとは…」
「す、すまねえ…でも忠勝が助けてくれたから仕方なく」
「ふむ、そうか…忠勝殿、翼徳を救ってくれた事は感謝しよう…だが、翼徳は渡さぬ」
「ならば、貴殿から張飛殿を奪うまでだな…」
「何言ってんだ二人とも、今は戦の真っ最中なのに…」
二人が険悪なムードになっていくのを感じた張飛は訳がわからなかった。
「早く呂布の野郎を倒さないとまずいだろ…」
「ああ、確かにな…」
「並ば、この続きは戦が終わった後にしようではないか」
二人は不適な笑みを浮かべた。
その時、張飛は悪寒が背中を走ったのを感じた。
(嫌な予感がしてならないのは何故だ?)
張飛はやっと二人から解放されたが、戦に集中出来なくなった。
関羽と忠勝の二人に狙われた獲物。
そう感じる張飛は早速と呂布を倒して逃げるしかないと思い、馬に乗り駆けていった。
あの二人に捕われたら自分の身はただではすまないと思ったのであろう。
張飛は敵本陣で雄叫びを挙げ、奮闘したそうだ。
そして全力で関羽と忠勝から逃げる張飛であった。




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6th.Nov.2011


 
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