場所が変わりここは21世紀。
戦争など当の昔に終わった平和過ぎる世界。
だがしかし、今日は雨。
そんな平和真っ只中、ジメジメした雨を見ながら、大きくため息をつく少女がいた。
『はぁ、平和過ぎるってつまんない…』
彼女の名前は紅#name1#。
#name1#は15歳にして、よろず屋を建てた平和主義者。
しかし、彼女は天真爛漫な故に、平和過ぎる世界がつまらないようだ。
『あーもう!なんで誰もよろず屋に来ようとしないのさっ!!』
「うるさいよ、#name1#…別にいいじゃない。平和なんだから…平和主義の貴方なら許せるでしょ?」
『ぅう…っ』
#name1#は同じよろず屋仲間であり、親友の#name3#の言葉に不満の声を出した。
『まあ、いいけど…。てかさ、早く帰って来ないのかなぁ…』
#name1#は雨が降る空を見上げながら、もう一人のよろず屋をしている子を思いしたっていた。
「三ヶ月前に依頼に行って以来帰って来ないからね。」
『うん…ってか、ダジャレ?依頼に行って以来って…ププ』
「ダジャレじゃないわよ。ツボ浅いんじゃない?」
『ちょっとからかっただけだしー』
#name1#は笑い。
すると、もう動かなくなった時計が頂点へいった。
ゴーン
ゴーン
『「!?」』
いきなり鳴った事には驚きつつも、二人には笑みがこぼれていた。
『帰って来た!!』
「噂をすればね!私、先に行ってるわよ」
##NAME3##はダッと地下へ走った。
『ほえっ!?ま、待ってよ』
##NAME1##は追い掛けようとするも、何もない所で転んでしまい、フラフラと地下へ行った。
それから##NAME1##は痛そうにしながらも、地下への階段を降りている。
カツンカツンと足音が響いている。
『ムフフ…可愛い可愛い妹に会えるなんてサイッコーV』
##NAME1##は実の妹である##NAME2##を思い出し、笑いが止まらないようだ。
そして、あとちょっとで着くだろうと思っていると地下からは泣き声が聞こえた。
「ふ…ふぇえ…うわぁあぁぁあぁあぁ…リナ…リー!!リナリー!」
『?』
##NAME1##は直ぐに##NAME2##の泣き声だと分かり、足を速めた。
「##NAME2##、落ち着いて話してみて?」
「いやぁあぁぁ!リナリー!リナリーがぁ!!あ…たしのせいでっ!」
コツ
『##NAME2##…久しぶり』
「…お姉…ちゃん?」
##NAME2##は自分の姉をみて、ホッとしたのか、ますます涙が出てくる。
「お…姉ちゃん…お姉…ちゃん!お姉ちゃん!!」
##NAME2##は泣きじゃくり、##NAME1##に抱き着いた。
『さ、上にいこ?紅茶とか用意するから…ゆっくりでいいから、何があったか話して』
「っは…い」
##NAME2##は##NAME1##に頭を撫でられながら、リビングへと向かった。
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