02


ふわふわ、ふわふわと浮いているような心地好さを感じた。

つんつん、と頬をつつかれたり頭を大きな手で撫でられる感触がして、それがまた気持ちくて暖かくて思わず頬を緩めた。


「見て、あなた。空弥が笑っているわ」

「本当だ、可愛いな」


空弥?誰だろう。

でもとても近くで聞こえる。
とくんとくんと誰かの心音も聞こえ気持ち良くて、眠気に誘われていく。


「生まれてきてくれてありがとう」


その言葉を最後に眠りについた。






prev│next


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -