追記

よくサンドウィッチを私に差し入れしてくれたその人は、私の苦手な上司だった。性格や、考え方、仕事の進め方など全てが正反対。それに加えて、立場上しっかりしないといけないのに上手くやれない自分に疲弊してしまい、ついに精神をおかしくして仕事を休んだ。苦手な上司に縋るように休ませてくださいと電話した。上司は上に報告するね、と言ってそれが最後の会話となってしまった。少し休んで、人事との面談の末、部署異動となったので上司に会うことも無く別の場所で復職を果たした。

あの人のことだから、持ち前の明るさとノリの良さでバリバリ働いているんだろうと思っていた。まさか上司が会社を辞めたなんて、想定外だった。

ふと思い出だす。
まだあの時は苦手意識がなくて、始業前に一緒に食べたサンドウィッチ。もう少し、話が出来ていたら。歩み寄っていたら。何か変わったのかもしれない。





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